一番星 ページ21
:
ジ「A〜ご飯行こうよふたりで」
「ふたりは久しぶりだね、何食べる？」
…うん、普通だ。いつも通りのAだ。
普通だから、余計に心配だ。
ある日、
ずっと一緒にステージに立ってきた彼らの
デビューが決まった。
俺たちJr.の反応は様々だった。
後輩にデビューを越され悔しいと嘆くもの、
仲間のデビューを祝い喜ぶもの。
Aは圧倒的に後者だった、はずだった。
けど事実は大きく異なっていたんだ。
─── 『私のせいですか？』
─── 『私がいなければ、SixTONESはデビュー出来ましたか？』
美味しいご飯とお酒を嗜んで
きっと誰よりも友達みたいに一緒にいた俺だから
仕事のことは一旦忘れて
ただただ、そばにいてあげたかった。
「ジェシー待って、酔っ払った(笑)」
ジ「いつの間にそんなに飲んでんの(笑)」
「無理だぁ！歩けない〜！(笑)」
ジ「AHAHAHAHA！」
「ちょっと！笑い声がデカいよバカ！(笑)」
ジ「じゃあ笑わせんなよ〜(笑)ほら、乗って」
「はーい！っよいしょ！」
ジ「っと、いや遠慮とかしないんかい！」
「だってうちらだよ？今更でしょ(笑)」
ふらふらな彼女を歩かせるのは不安だから
背中に乗せてあげると
『わぁ背が高い世界〜！』なんて
ちっちゃい子どもみたいに喜んで。
「ねぇジェシー」
ジ「なぁに」
「今日楽しかった、ありがと」
ジ「俺も楽しかったーめっちゃ笑ったねぇ」
「ねぇジェシー」
ジ「なぁんだよー」
「…わたしね、嬉しかったの。もう一度7人でやろうって言ってくれたとき」
ジ「…」
「だからあの日から、6人とずっと一緒の景色が見たくて、泣きたくても、逃げたくても、あきらめたりできなかった」
ジ「…A」
「ジェシーが始めてくれたから、だから…」
─── 「終わりのときも、ジェシーがいい」
その言葉を聞いた瞬間、
時間が止まったような気がした。
本当の闇は手で触れそうなほど確かで
それでいて、果てがなかった。
ジ「…わかった。俺らの間に今更遠慮なんてないし」
「うん」
ジ「その時が来たら遠慮なく言うよ。だからそれまで、何があっても離れんな」
「、」
ジ「俺らにはまだまだAが必要だよ」
「…眩しいな」
ジ「え？」
「ジェシーは、出会った頃からずっと、私の一番星だよ」
…それはこっちのセリフだ。
両手差し出しても溢れるほどの
幸せや夢や愛をくれたのは、
いつだって君だったよ。
:
【1年ぶりの復活】裸でトーク！秩父ドライブ旅−5/5→←モシモノふたり��
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美紀 - SixTones北斗君と大我君と樹君のオール担当です最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年9月20日 11時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - １つ１つのお話が毎回深くて、らぶちゃんが愛されてるのがよくわかってとっても好きな小説です。更新楽しみに待っています！頑張ってください！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: a9f42f7208 (このIDを非表示/違反報告)
ここのつ(プロフ) - らぶちゃん可愛くて芯があって推せます…！お話楽しみにしています！ (2019年7月3日 20時) (レス) id: f719349ae7 (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - 紅一点もののストーリーで1番好きです！続きも楽しみにしてます☆ (2019年5月2日 23時) (レス) id: 8c3a139d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーやん | 作成日時：2019年3月12日 22時
