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星の消えた夜 ページ1
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──── お客さまがおかけになった電話番号は現在使われておりません。
誰かが呼び止める声も聞こえないまま気づけば走り出していた。考えているようで全く働かない頭。縺れる足が鬱陶しい。はやく、はやく。
彼女の住んでいたマンションの一室に合鍵を使って入ったものの、そこはもぬけの殻になっていた。
膝から崩れ落ちるように座り込む。汗が流れる感覚が首を伝い、自分の荒い呼吸だけが響き渡る。
ここで、ようやく現実を理解したのだと思う。
『Aが、辞めたらしい』
くるしい。
うまく呼吸ができない。
ねぇ、どうして
俺をひとり置いていくの？
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ciels0604(プロフ) - 更新された！面白いので待ってます！ (2019年1月26日 14時) (
レス) id: 4086de47ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーやん | 作成日時：2018年9月29日 23時
