220# 策 ページ20
◇
でも、三条の言うことに一理あるのも確か。数値や報告書に出て、バツたまも増加しているとなればこのままの状態を放置はできない。辺里はなんとか立ち直り、今後は「交替でジョーカーのサポートにつこう」と提案する。
バツたまの発生する理由をつきとめ、以前までの遭遇率に戻るまではチームでバツたま狩りをすることになった。
「まずは新人研修をかねて、真城さんとペアを組んでもらう」
「え……ちょ、えっ？ それは……無理っ……」
「わかった」
「ええっ！？」
あれ、辺里には素直なんだ。いや……それよりかは。あむのこと舐めてる？ 普段は無表情の女王様なのに、人によって計算して良い顔するとか。そんな彼女と、常時クスクス笑っているしゅごキャラはなんだか似てないような。
真城さんって、なでしこみたい。見た目や性格の話じゃなくてね。なでしこは、てまりとチェンジすると気性も言葉遣いも荒くなる。あれは男に戻りたい反動なんだと思う。
ペアで捜索、妥当な案だ。三条も頷いている。辺里はあむにどうかと一応確認。キラキラ攻撃に屈するの早かった。生気が無さそうな顔をしながらも、長い沈黙の末に「頑張る」と口にする。チョロいな〜。
「日奈森さんならきっとやれるよ。ぼく信じてる」
「な……なんで、そんな……」
「きみはぼくの好きな人だから」
おいおい、真城さんたちからしたら突然告白でもおっ始まったのかと思われるじゃん。その言い方は語弊がある。辺里の好きな人は……アミュレットハート。明るくて前向きで力強い。辺里が「あんな女の子初めて見た」ほどに。
しかし。あむは考えていたらしい。アミュレットハートは自分がキャラなりした姿で、本当のあたしとは違うって。あと……今日、彼女はランを連れていない。
おそらく例の、歌唄ちゃんのしゅごキャラ。その子についているんだろう。ランがいないからアミュレットハートにはなれない。辺里の好きな人にはなれない、とあむは俯く。
「……そうかもしれないけど。でもやっぱり、アミュレットハートはきみだよ。きみにしか、なれないんだもの」
「…………ありがとう、頑張る！」
辺里が信じてくれるなら、自分も自身を信じてみよう。あむは励まされて元気になったらしい。笑って、ロイヤルガーデンを出ていった。その後ろを真城さんも追いかけて行ってしまう。
ふう。話は終わった？
「じゃあ私も、」
新人研修として。三条のこと借りていい？
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クロウサ(プロフ) - いいですよ。気にしないでください。 (10月17日 19時) (
レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - クロウサさん» そうですね……。申し訳ありませんが受けることはできません。個人的な理由もありますが、この作品だけを更新しているわけではないからです。これ以上掛け持ちしたくないので。ごめんなさい。 (10月17日 19時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - うーん。今しゅごキャラの小説を、書いてますがもう１つしゅごキャラの小説を書いて欲しいんです。もちろん原作沿いで、落ちは相馬空海でお願いしたいんですけど無理だったならいいんです。 (10月17日 19時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - クロウサさん» 当作品を読んでいただき、ありがとうございます。物語の今後に関するリクエストならば、正直自らの体調を考慮してはっきりお断りすべきなのですが一応聞いてみたいと思ってしまいました。もし私のこの言い方に不快な思いをされた場合はすみません。 (10月17日 18時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - しゅごキャラの小説が、読めるなんて嬉しいです。あの１つリクエストしてもいいですか？ (10月17日 16時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年4月22日 23時
