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◇
二人とも顔整ってるから……まあ音量も大きくなる。進行の教師の他にも、何人かが「静かにしなさい」と注意するも生徒は聞く耳を持たない。
それでも最も騒がしいのは変わらず六年星組。
「せーのっ、「「「り･ま ちゃーん！！」」」」
「女王に忠誠を！！」
「何よ！ みんな、「「「あーむ！！ あーむ！！」」」」
『こらーーーっ、六年！ 静かにー！！』
先生たちも大変だな。この状況にため息が出る。かき消されるとしてもあむのこと言えないや。だってそうでしょ。
「もう戻っていい？」
「えーと……」
あれはクラスメイト。周りが勝手に騒いでると言えばそうだけど、ただの他人じゃない。これから一年間同じ教室で過ごす仲間。なのに真城さんは一度も男子たちに何も言わない。良いも悪いも。昨日からこの調子。
反応に困る辺里を横目に、数秒考えて。壇上から飛び降りた。入学したばかりの一年生に手を振りながら進行の先生に駆け寄り、マイクを借りた。そして……
『 うるさい 』
本音は「うるっせえ」くらい言いたかった。けど、さすがに教育上よろしくない。ていうかどういうこと？ 一回でシン……とするなら先生たちの言うこと聞けるよね？ 声は聞こえていたはずだ。
すみませんがマイクはまだ返せません。言いたいことがあるので。ステージの上に戻る。
『気持ちはわかるけど一年生がびっくりしてるから。耳を塞ぐ子もいた。そういう可能性、考えた？ 特に六年、六年星組』
「「「…………、」」」
『先輩の自覚持てって言われるの初めてじゃないでしょ？ 手本だった頼れる先輩たちは卒業した。いつまで「五年生」でいる気？ 下級生と一緒に騒ぐな。先生方に迷惑かけるな。二階堂先生の仕事を増やすな』
言いすぎた、とは思わない。ああもう恥ずかしいったら。最後はちょっと口荒くなっちゃった。兄が二人いたらこうなるよね。
変わらずシンとした中でマイクは返却。ガーディアンの輪の中に戻るとき、一年の方からか細く「あ、あの……」と聞こえた。
「き、気づいてたんです、か……？」
「うん。騒がしくしてごめんね。私も音が人より聞こえちゃうから賑やかすぎるのは苦手なんだ。繊細……はまだ難しいか。今は大丈夫？」
「はい、ありがとうございます……！」
「どういたしまして」
私は小さな女の子たちに手を振り、そこを後にする。
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クロウサ(プロフ) - いいですよ。気にしないでください。 (10月17日 19時) (
レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - クロウサさん» そうですね……。申し訳ありませんが受けることはできません。個人的な理由もありますが、この作品だけを更新しているわけではないからです。これ以上掛け持ちしたくないので。ごめんなさい。 (10月17日 19時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - うーん。今しゅごキャラの小説を、書いてますがもう１つしゅごキャラの小説を書いて欲しいんです。もちろん原作沿いで、落ちは相馬空海でお願いしたいんですけど無理だったならいいんです。 (10月17日 19時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - クロウサさん» 当作品を読んでいただき、ありがとうございます。物語の今後に関するリクエストならば、正直自らの体調を考慮してはっきりお断りすべきなのですが一応聞いてみたいと思ってしまいました。もし私のこの言い方に不快な思いをされた場合はすみません。 (10月17日 18時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - しゅごキャラの小説が、読めるなんて嬉しいです。あの１つリクエストしてもいいですか？ (10月17日 16時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年4月22日 23時
