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◇
「改めて、霧羽Aです。これからよろしくね。クラスメイトとして、明日からはガーディアンとしても」
真城さんはこはくをじぃ……と見ている。彼女のしゅごキャラがこはくに近寄ってきた。クスクス、と笑い声を零すその子は自分の名前はクスクスだと言う。そのまんまだ。
右目の下には星、左目の下には雫のマーク。ピエロのような姿である。これが……男子に笑いかける以外は表情筋が動かない彼女の、なりたい自分？ どんなキャラなのかまだ想像がつかない。
「ねえ」
「ん？」
「自分と同じフルネームの人に会ったことある？」
やっと真城さんが口を開いた。
と思ったら、そんなことを聞かれる。……え、なに。
「無いかな。霧羽って苗字は珍しいし」
「そう……」
どうやら期待していた回答ではなかったみたい。……んん、誰かを探してる？ その人は私と同じ名前ってこと？
俯いて、真城さんは私の脇を通り過ぎて行くようだ。疑問は残るけれど会ったばかりで深入りするのもどうだろう。そういうのを嫌がる人もいる。あむ探しを再開しよう。真城さんとは別の方向へ行こうとしたときだ。
「『しろちゃん』」
「……！」
こはくが何か言った。背後でキュッと急ブレーキをかけたような音がした。振り向いたら、真城さんもこっちを見ている。目を見開いて、こはくを食い入るように見ていた。
しろちゃん？『真城』さん、だから？ あだ名として無くはないけれど一見犬みたいじゃない？
「A、行くデス」
「えっ。でも……」
「もう用は済んだデス」
何が何だか分からないんだけど。
説明してくれと思うも、こはくに応じる意志はないのか、先に廊下の奥に消えてしまう。真城さんには「また明日ね」と言って、私はあの子を追いかけた。
.
その後のこと。とりあえず教室まで戻れば、男子が数人残ってた。にぎやかに談笑している。黒板には彼らの字で何か書いていた。ふうん、そういうことね。
学校生活において楽しみがあるのはいいと思う。けれど、
「こういうのはバレないようにやりな」
「霧羽！？ な、なんで」
「なんでも何も、校内パトロールだけど」
しくった。お前のせい。……やれやれ、今度は責任の押し付け合いだ。ていうか、なに？ 『6-星 かわいい女子ランキング』って。引く。最低。
ちなみにトップは真城さん。2位にはあむの名前が。溜息をつきながら黒板に書かれたそれを消す。
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クロウサ(プロフ) - いいですよ。気にしないでください。 (10月17日 19時) (
レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - クロウサさん» そうですね……。申し訳ありませんが受けることはできません。個人的な理由もありますが、この作品だけを更新しているわけではないからです。これ以上掛け持ちしたくないので。ごめんなさい。 (10月17日 19時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - うーん。今しゅごキャラの小説を、書いてますがもう１つしゅごキャラの小説を書いて欲しいんです。もちろん原作沿いで、落ちは相馬空海でお願いしたいんですけど無理だったならいいんです。 (10月17日 19時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
東雲れーた(プロフ) - クロウサさん» 当作品を読んでいただき、ありがとうございます。物語の今後に関するリクエストならば、正直自らの体調を考慮してはっきりお断りすべきなのですが一応聞いてみたいと思ってしまいました。もし私のこの言い方に不快な思いをされた場合はすみません。 (10月17日 18時) (レス) id: 70caf03276 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - しゅごキャラの小説が、読めるなんて嬉しいです。あの１つリクエストしてもいいですか？ (10月17日 16時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲れーた | 作成日時：2023年4月22日 23時
