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「さっさと掃除をしろ!」
私は孤児院の先生に背中を蹴られていた。
毎日、毎日、この繰り返しだった。
身体中には幾つもの打撲の痕。私、如月Aは、こんな生活をしていた。
(もう、やりたくないな……)
そう思いながら、背中を丸めて先生の蹴りを受けていたが、突然視界が真っ暗になり、私は気を失った。
?『A!大丈夫か?!』
誰かに体を揺すられて私は目を覚ました。
A「カイ…ザー君……」
そこにいたのは、同じ孤児院で生活をする私の唯一の友達であるミヒャエル・カイザーだった。
A「ごめん…心配かけちゃったね……」
カイザー『もう無理をするなって言っただろ』
カイザーはため息を吐きながらそう言った。
A「ごめん…次から気をつける」
カイザー『本当に?』
A「本当」
カイザー『…………わかった』
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氷室玲奈 - トトロさん» いつも読んでくださって、ありがとうございます!!とても励みになります!! (3月8日 19時) (レス) id: 133a687971 (このIDを非表示/違反報告)
トトロ - ネスがカイザー以外の人に優しくてビックリ (3月6日 21時) (レス) @page25 id: 9e1b9944fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷室玲奈 | 作成日時:2023年9月6日 22時