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私は、医師の言う通りに椅子に腰掛けた。

A「あの…お母さんとお父さんは…?」

私は、聞きたかったことを真っ先に言ってみた。

医師「……最善を尽くしましたが、救急車で事故現場に着いた頃にはもう……」

A「そんな……」

一気に悲しみと絶望が来てしまい、嗚咽が止まらなくなった。途中、過呼吸になったが、医師が私の背中をさすってくれた。




それから、何分が経過しただろうか。過呼吸も収まったところで、医師が口を開いた。

医師「……よかったら、お母さんとお父さんの顔、見に行きませんか?」





___________________________

XX病院 5階

医師「こちらです。どうぞ中へお入りください」

私は頷き、中へ入った。そこには、顔に布をかぶせられ、無機質なベットに横たわる二人がいた。

A「お母さん…お父さん…」

医師「…お二人の死因は、頭部を破壊されたことによる出血性ショック死でした。」

A「…出血性…ショック死…?」

この頃の私は幼かったので、その単語の意味が分からなかった。

医師「わかりやすく説明すると、出血により、体から大量の血液が失われることで、全身の臓器に障害が引き起こされる状態のことです。主に交通事故などによる外傷や血管の損傷・肝臓などの大量の血液供給を受ける臓器の損傷が原因です。軽い症状ならば、手足が冷たく蒼白になると同時に汗ばむようになったり、血圧が低下したりなどがあります。症状をそのまま放置しておくと、命に係ることになります」

私は医師の話など、耳に入ってこなかった。それよりも、私はお母さんとお父さんの傍に1秒でも長く一緒にいたかった。

A「…………少し、一人でこの部屋に居てもいいですか?」

医師「…はい、大丈夫です。私は、廊下にいますので、何かあったらお呼びください」

医師は私に背を向けて「失礼しました」と、礼をして、この部屋を立ち去っていった。

A「…………う、うわああああああん!!」

とうとう限界がきてしまったようで、その場にしゃがみこんで泣き出してしまった。

A「……かれから、どう生きたらいいの?どう、生活したらいいの?…いつもみたいに教えてよ。お母さん…お父さん…」








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安心してください!医療用語、検索しましたよッ!!

こちらから引用↓
「出血性ショック死についてⅼメディカルノート」

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設定タグ:ブルーロック , ミヒャエル・カイザー , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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氷室玲奈 - トトロさん» いつも読んでくださって、ありがとうございます!!とても励みになります!! (3月8日 19時) (レス) id: 133a687971 (このIDを非表示/違反報告)
トトロ - ネスがカイザー以外の人に優しくてビックリ (3月6日 21時) (レス) @page25 id: 9e1b9944fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷室玲奈 | 作成日時:2023年9月6日 22時

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