94(Ryota side) ページ45
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書いた作品がいくつかアニメや実写も含め
映像化されたことで原作小説も売れてきて
軌道に乗ってきたと感じたのと
もう付き合ってあと少しで1年くらい経つし、と思って
思い切ってプロポーズした。
初めてのデートで行った海の見えるレストランで
緊張しながら指輪を渡したら、Aが泣いちゃって
初めてキスした時を思い出した。
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『今日からよろしくお願いします！』
「こちらこそ、よろしくお願いします」
入籍はまだだしこれからやることも多いけど
もっと一緒に居たかったから
俺の家に来てもらって一緒に住むことにした。
「あんまり物ないんだね」
『大きい家具捨ててきたし……あとはわたしのコレクション』
「このダンボール俺の本ばっかやん(笑)」
『まあ根っからの多代先生の大ファンなんで』
ドヤ顔のAに思わず笑ってしまう。
「そういえばその多代先生に会うために出版社入ったんやろ？」
『そうだよ。まあもうわたしが多代先生の編集担当になることは一生ないけど』
「まあ……でももうこれからはずっと俺の担当さんやろ？」
『もう……編集担当よりも近い存在ってことでいいのかな』
「うん。そういうこと」
Aの頭を撫でると目を細めて
にーっ って満足そうに笑う。
そんなところがかわいいと思う。
『あ！涼太これいつ買ったの？』
「あー……3日前くらいに届いた」
デートで美術館に行った時、
お揃いで買ったキーホルダー。
その絵画のレプリカを今回買った。
霧の中に太陽が昇る港の風景画。
『この絵、好きなんだ……思い出だし』
好きなものを見たり話したりする時、
あと食べてる時もだけど
Aはとても幸せそうな表情をする。
その表情をこれから何十年先もずっと
隣で見ていたいと思ったんだ。
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りさ - はな*さん» いえいえ(*^_^*) (2021年5月2日 23時) (
レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)
はな*(プロフ) - りささん» 読んでいただいてありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(^^) (2021年4月30日 8時) (レス) id: 27dc132a0b (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 面白かったです(*^_^*) (2021年4月29日 23時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - はな*さん» 読んでくださってたなんて(*/□＼*)ありがとうございます(*/□＼*) (2020年8月25日 11時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
はな*(プロフ) - 叶夢さん» はじめまして。読んでいただいてありがとうございます！わたしも叶夢さんのお話拝読しております！感想頂けて嬉しいです(^_^) (2020年8月25日 11時) (レス) id: 27dc132a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな* | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ge_hana_/
作成日時：2020年8月9日 13時
