第三十八話 ｂｙナナ ページ40
「く･･･っそおおおおおおおおおおおおお！」
「キヨすごいじゃない！ノルマクリアは達成してるわよ！？」
「でもフルコンは･･･あーなんなんだよ！こんなんフルコンできるわけないわ！」
キヨは悔しそうに液晶を見つめている。
「でも頑張ったわよ？」
だってかっこよかったし、なんて。
そう思ったことは胸の内にしまっておく。
「そういやAもノルマクリアしてんじゃん」
「だって伊達にゲーマーじゃないもの。でも私、最初はド下手だったのよ？その点キヨは凄いわ」
どうしてそんなに点数高いの？
と聞くと、キヨは一瞬だまり、すぐにドヤ顔になった。
「だって練習してんだし？まぁ俺にかかればこんなもんよ！」
得意げに笑っているキヨ。
あの不自然な空白は疑問に残ったけど、そこまで深く考えるタイプではない。
「ほかに何する？」
「そうね･･･」
「あの！おねーさん！」
声をかけられてふと横を見ると、小学校低学年くらいの男の子が三人立っていた。
「どうやったらそれ、とれるの？」
指を指したのは、私とキヨが抱えた妖怪ウォッちのぬいぐるみ。
「欲しいの？」
こっくり三人で頷く。
私は笑顔で、お姉さんにまかせなさい！と言った。
「何が欲しいの？」
「俺ジバニャン！」
「オロチ！」
「なまはげがいいっ！」
声を揃えて言う三人を連れて、クレーンゲームの方へ行く。
５００円を投入して、頼まれたものを寸分たがわず取ってあげると、三人は歓声を上げた。
「あ、お金払います！」
「いいのよ。たった５００円だもの。私に払うくらいなら他のことにつかいなさい？お菓子買うとか」
「「「ありがとう！」」」
「どういたしまして！じゃあね！」
手を振って三人と別れ、キヨを振り返ろうとすると、いきなりずしっと頭に圧力がかかった。
「･･･キヨ、重い」
「あーあ、これ俺とAでおソロと思ってたのに」
「何言ってるの？取ってあげただけじゃない」
「でも･･･」
「キヨが･･･あー･･･おまじないかけたのは私のぬいぐるみだけでしょ」
「俺のはついてない」
「･･･ヤキモチ焼きね。貸しなさいよ」
キヨが不思議そうに差し出したジバニャンに、ちょっと躊躇してからキスをする。
「･･･はいっ、これでいいでしょ！」
「･･･俺ゆうしゃ手持ちから外そうかな。うらやましい」
「は！？」
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くーろん - part2の方にコメントすれば良かったものの…すみません！（長文失礼しました (2015年11月30日 18時) (
レス) id: 5752c9b5a5 (このIDを非表示/違反報告)
くーろん - 以前、「とある男子高校生の日常」でコメントさせていただきました。お久しぶりです、くーろんです。覚えていらっしゃいますか？ナナさんとのことで…お名前呼ばせていただきます!(^^)!楽しい内容の小説、お二人さんで頑張ってください！またお目にかかれて光栄です！ (2015年11月29日 20時) (レス) id: 5752c9b5a5 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシのコンペイトウ(プロフ) - ☆ミカンさん» ナナです！コメント、ありがとうございます！これからも二人で頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2015年4月19日 6時) (レス) id: 9c31349a76 (このIDを非表示/違反報告)
☆ミカン(プロフ) - こんにちわです！ この小説面白くて面白くて読むのが楽しみです(ノ)･ω･(ヽ)こらからも、応援してます！頑張ってください！ (2015年4月18日 5時) (レス) id: f2c1209be0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシのコンペイトウ＆夢乃ココロ x他1人 | 作成日時：2015年4月3日 17時
