第三十五話 byこころ ページ37
それは単に偶然の奇跡だった。
あの日から 彼女を忘れられなくてぼんやりと考えてしまう日々。
友人にさえ
｢お前、ぼーっとし過ぎでいつかﾀﾋぬんじゃねーべか。｣
などと言われてしまう。
そんな、とある帰り道。
友人たちはそれぞれ用事があるからか 先に帰ってしまい、俺は一人で帰宅していた。
前から賑やかな三人がやってくるなぁ と、ぼんやり見ていると、その中の女の子は念願の彼女だった。
｢そしたら、蓮くんったらさぁ。｣
｢お一！マジでやめろって 日向っ！！｣
｢なになにー？｣
期待の彼女は男子二人と仲良さそうに帰っていた。
驚いたのは中学の制服を着ていたこと。
まさか、中学生だなんて。
まぁ、成り立てっぽいけど。
｢え？蓮くん、優奈ちゃんが好きなの？｣
｢ばっ、ばかっ！違うっていってんだろ！袖山さんっ！！｣
｢その袖山さんってやめてくれない？苗字嫌いなの。Aって呼んで！！｣
｢い、いや、で、でも｣
｢いいからっ！｣
｢う、うぅ･･。｣
｢あはは。観念しなよー 蓮君。Aちゃんは一度いったら聞かないからさぁ。ほーんと、全くしょうがないよねぇ( ・´ワ・｀)｣
｢････ねぇ ひーちゃん。おしぼり投げてい？｣
｢えぇぇえ？！やだよっ！なんで？！｣
｢え、ムカついたから？ねぇ、蓮。｣
｢うん。今の顔は 超 ムカついた。俺も投げていい？Aさん。｣
｢もちのろん。はい。｣
｢え？ちょっ！そこなんで２人して呼び捨て合ってるの！え、まって、なんでおしぼり持ってるの？！それはもしや 常時装備品なの？！て、そんなところで意気投合しないでっアースッ！！｣
おしぼりがメガネの子に向かって投げられた。
そんな、賑やかながら通り過ぎていく彼女。
声、かけるべきかとも思ったけど、楽しそうな彼女の邪魔はしたくない。
｢袖山･･･Aちゃん･･･か。｣
それ以来 俺は生徒会やらぶかつどうがいそがしくなって 帰りが遅かったり 運良く早く帰れる日でも 彼女と会うのとはなかった。
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くーろん - part2の方にコメントすれば良かったものの…すみません！（長文失礼しました (2015年11月30日 18時) (
レス) id: 5752c9b5a5 (このIDを非表示/違反報告)
くーろん - 以前、「とある男子高校生の日常」でコメントさせていただきました。お久しぶりです、くーろんです。覚えていらっしゃいますか？ナナさんとのことで…お名前呼ばせていただきます!(^^)!楽しい内容の小説、お二人さんで頑張ってください！またお目にかかれて光栄です！ (2015年11月29日 20時) (レス) id: 5752c9b5a5 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシのコンペイトウ(プロフ) - ☆ミカンさん» ナナです！コメント、ありがとうございます！これからも二人で頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2015年4月19日 6時) (レス) id: 9c31349a76 (このIDを非表示/違反報告)
☆ミカン(プロフ) - こんにちわです！ この小説面白くて面白くて読むのが楽しみです(ノ)･ω･(ヽ)こらからも、応援してます！頑張ってください！ (2015年4月18日 5時) (レス) id: f2c1209be0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシのコンペイトウ＆夢乃ココロ x他1人 | 作成日時：2015年4月3日 17時
