第二十八話 ｂｙナナ ページ30
一瞬の衝撃の後、後ろに傾いた体を支えるようにパシッと腕をつかまれる。
「ごめん。大丈夫？」
「大丈夫です。」
どこ見て歩いてんのかしらこの男、と思いつつ顔をあげる。
･･･誰かしら。みたことないわね･･･
「じゃあ私、教室に戻るので」
「･･･あ」
緩くつかまれた腕を振りほどいて踵を返す。
どこか後ろ髪をひかれるような声を誰かさんは漏らして、けれど引き留めはしなかった。
･･･と、おもいきや。
「･･･それ、校則違反だよね？」
「は？･･･あ」
目線の先には、コンビニの袋に入ったお菓子。
舌打ちしそうになってそれを飲み込む。
「あー･･･まぁいいや、今回は見逃してあげる」
「え？」
「俺、正しくはまだ教員じゃないからなぁ･･･」
「あなた･･･」
「俺？俺はあしたから正式に教員になるんだけどね。江丘 葵っていうんだ。よろしく」
「ふぅん･･･そうですか。じゃ」
とがめられないならここにとどまる理由はない。
そう考えてもう一度踵を返すと、今度は引き留められた。
「あ、まって」
「･･･なんですか？」
「君、名前は？」
「･･･袖山、Aですけど･･･」
「袖山さん、ね。そっか。じゃあ、明日からよろしくね」
「はぁ･･･」
彼･･･江丘先生はにっこり笑うと、手を振って去って行った。
「･･･変な人」
後々先生と縁があるとは、思っても見なかったけど。
―――――――――――――――――――
こんなところで宣伝。
新作つくったよー
またとか言わない！
【平和組】天才実況者厨は性別詐称系【ＭＳＳＰ】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/jikkyoushachu/
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くーろん - part2の方にコメントすれば良かったものの…すみません！（長文失礼しました (2015年11月30日 18時) (
レス) id: 5752c9b5a5 (このIDを非表示/違反報告)
くーろん - 以前、「とある男子高校生の日常」でコメントさせていただきました。お久しぶりです、くーろんです。覚えていらっしゃいますか？ナナさんとのことで…お名前呼ばせていただきます!(^^)!楽しい内容の小説、お二人さんで頑張ってください！またお目にかかれて光栄です！ (2015年11月29日 20時) (レス) id: 5752c9b5a5 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシのコンペイトウ(プロフ) - ☆ミカンさん» ナナです！コメント、ありがとうございます！これからも二人で頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2015年4月19日 6時) (レス) id: 9c31349a76 (このIDを非表示/違反報告)
☆ミカン(プロフ) - こんにちわです！ この小説面白くて面白くて読むのが楽しみです(ノ)･ω･(ヽ)こらからも、応援してます！頑張ってください！ (2015年4月18日 5時) (レス) id: f2c1209be0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシのコンペイトウ＆夢乃ココロ x他1人 | 作成日時：2015年4月3日 17時
