第二十六話 ｂｙナナ ページ28
「ちょっとこい！」
Aの腕を引いて店の裏へ連れ出す。
駐車場の方に回ったら誰にも見えない。
「何よ！」
乱暴にされてむっとしているらしい。
いくらか不機嫌な顔でアイツが言う。
「おい」
ぐっと腰を引き寄せてがっちりホールドする。
俺の腕をぐいぐい押してくるが、アイツの力くらいじゃびくともしない。
「何よ！何怒ってるの？」
不機嫌な顔からだんだん不安そうな顔になってくる。
あ、やべ･･･怖がらせたかもしれねえ。
ちょっと慌てて、でもかける言葉が見つからなくて。
俺は
キスをした。
「ん゛･･･っ！？･･･っぷは！なにするのよ！」
「好きだ」
「･･･ファ！？」
「･･･っぷ」
あークソ笑っちまったじゃねーか！
人が真面目に告白してんのに！
「ふぁ、じぇねーよ！」
「だ、だ、だ、だって！」
「･･･嫌だった？」
「･･･っ！？」
露骨に傷ついた顔をする。
「･･･ごめん。いい。忘れて」
顔が下を向くが、アイツはちっちゃいから顔が見える。
あー･･･だせえ。泣き顔とかみせるもんじゃないだろ。
と、不意にアイツが背伸びをして。
「むっ！？」
「好きよ！うるさいわね！男のくせに泣いてんじゃないわよ！」
「いきなりキスしてんじゃねえよ！」
「あんただってしたじゃない！」
2人にらみ合って、そして不意にふきだした。
「･･･なんだよ、両想いじゃねーか」
「ホント、いつまでケンカしてるのかしら」
笑いすぎて出てきた涙をぬぐう彼女を見て、顔がほころぶ。
そっか、両想いか。
「うれしーわ！」
「は？何当たり前でしょ」
「俺の彼女になってくれるだろ？」
「･･･当たり前でしょ！バカ！」
素直じゃないけど、耳が真っ赤だ。
ブラックホールな俺の彼女は、
やっぱり、誰より可愛い。
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くーろん - part2の方にコメントすれば良かったものの…すみません！（長文失礼しました (2015年11月30日 18時) (
レス) id: 5752c9b5a5 (このIDを非表示/違反報告)
くーろん - 以前、「とある男子高校生の日常」でコメントさせていただきました。お久しぶりです、くーろんです。覚えていらっしゃいますか？ナナさんとのことで…お名前呼ばせていただきます!(^^)!楽しい内容の小説、お二人さんで頑張ってください！またお目にかかれて光栄です！ (2015年11月29日 20時) (レス) id: 5752c9b5a5 (このIDを非表示/違反報告)
ナナシのコンペイトウ(プロフ) - ☆ミカンさん» ナナです！コメント、ありがとうございます！これからも二人で頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2015年4月19日 6時) (レス) id: 9c31349a76 (このIDを非表示/違反報告)
☆ミカン(プロフ) - こんにちわです！ この小説面白くて面白くて読むのが楽しみです(ノ)･ω･(ヽ)こらからも、応援してます！頑張ってください！ (2015年4月18日 5時) (レス) id: f2c1209be0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナシのコンペイトウ＆夢乃ココロ x他1人 | 作成日時：2015年4月3日 17時
