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突然の 三 ページ24

「ところで、毛利先生達はどうしてこちらに?」
「ああ、このパーティーの主催者の方に招待されたんだよ。依頼を解決したお礼に、とな。」
「そうでしたか! 流石は毛利先生!」
「はっはっは! ま、この毛利小五郎に掛かればなんて事の無い依頼だったよ!」

相変わらず感心したように振る舞う安室に、小五郎の機嫌が目に見えて良くなった。小五郎は、確かに推理力皆無というわけではないけれども、実際に現場で披露するのもは迷推理である事が多い。聡明かつ勘も鋭く有能な安室から見て役不足と写っても、また呆れられても仕方はないだろう。正直なところコナンとしては、これだけ“弟子”を全うできるという意味で、安室には感嘆を覚えていた。

「ーーで、その主催者の澤田さんなんだが、何処に居られるか分かるか? 挨拶に行かねばいかんのでな。」
「そうですね……」

安室がぐるりと会場を見渡し、首を捻った。

「どうやら、今は会場には居られないようです。少し前までは、あちらで参加者の方々とお話なさってーー」

安室がある方向を指差す。とほぼ同時に、コナンは思わず“そちら”へ向かっていった。安室が言い終わる前には、既にコナンは蘭の隣には居なかった。

(なんで……なんで、ここに居る!?)

「ーーん、あれ!? コナン君が居ない!」

蘭の驚いたような声はコナンに届いていたが、その小さな体が幸いして、コナンの姿は蘭からは見えないようだった。



そしてコナンは、目的の彼の元へ辿り着いた。

「あれ、敦さん!?」

あたかも偶然出くわしたかのような素振りで声をかけると、振り向いた白髪のまだ若い少年はーー中島敦は、驚いたように目を見張った。

「コナン君! 如何して此処に?」

疑問を浮かべる彼に、コナンは、子供らしく「えへへー、」と笑顔を作ってみせた。





ーーそれは、突然の再会。

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美園(プロフ) - 今日はじめて見ましたがとても惹き込まれました! (12月24日 19時) (レス) id: 69d991c9f1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 大好きな作品です…! (6月29日 17時) (レス) @page1 id: 7b1be7f011 (このIDを非表示/違反報告)
むる - え!?!?!?!更新なくて残念です泣泣泣めっっっちゃくちゃ気になります………すごく読みやすくて設定も凝っててめちゃめちゃ良かったです。 (2022年8月14日 2時) (レス) id: 6ed738b467 (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - 続きが凄く読みたいです。更新お願いします! (2022年7月27日 8時) (レス) @page43 id: 4d9c9f1a17 (このIDを非表示/違反報告)
舞琴(プロフ) - めちゃ続きが読みたいですっ!!!!更新待ってます!!!!!! (2022年4月23日 23時) (レス) id: 6e4f314873 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菫色 | 作成日時:2018年4月29日 20時

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