第5話ー21 ページ47
「凛花さん。先方の都合で取引場所が変更になりました。」
白木の発言に凛花さんが驚き、問いかける。
「えっ!?理由は?」
「分かんないっす。俺の責任です。取引は、中止します。」
「いや…やる。」
凛花さんの強い意思に私達は折れるしか無かった。犯罪も凛花さんのことも見逃せなかった。
『でしたら…私も同行させていただきます。』
「俺もついていく。」
「えっ…??」
『必要ですよね?』
「いるだろ?…ボディーガード。」
取引前の少しの猶予の間に、凛花さんは部屋の鍵をミツキさんという女性の仲間に渡した。
「子供のために買ったものをすべて持っていきたい。私たちが取引をしている間に荷物をまとめて。」
ミツキさんは鍵を受け取りながらも私たちを睨む。
「…本当に連れて行くんですか?」
「こいつらは、信用できる。」
ミツキさんは、私たちに詰め寄ってきた。
「凛花さん裏切ったら許さないからな…!?」
ジロちゃんと2人でしっかりと頷く。
「Aちゃん、ちょっと…。」
ミツキさんが凛花さんの家へと向かい、周りに人が居なくなったころ、ジロちゃんに呼ばれた。
『どうかしました?』
「カイくんとAちゃんに相談したいことがあるんだ。だから、これからカイくんに電話する。」
『うん、了解。私も2人に報告があるんだよね…。この事件、思った以上に厄介みたい…。』
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おむらいす(プロフ) - どんな質問でしょうか (2021年3月27日 23時) (レス) id: 75ace3dbad (このIDを非表示/違反報告)
レム - 聞いても大丈夫でしょうか? (2021年3月25日 18時) (レス) id: 59a18b3b65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名 | 作成日時:2020年8月14日 18時