第5話ー16 ページ42
ジロちゃんとカイくんはシングルマザーである真琴さんを談話室に呼んで話を聞くことにしたらしい。私も一緒にとカイくんに誘われて、ジロちゃんが気まずい顔をするので、2人から少し離れたところで様子を伺う。相変わらずジロちゃんはまだ元気がない。
「鷹木さんてさ、お子さんを実家に預けているって言っていたよね?」
「うん。それがどうかしたの?」
「子どもと離れ離れでも警察官になりたかったの?」
「…これなぁに?誘導尋問?
…子供と離れたい母親なんていない。でも父親はいないし、私が稼がないといけない。
稼ぐって言っても色んな選択肢があって、私だって人には言いたくない仕事もした。
でもやりたくない仕事やるくらいなら…夢を追いかけたくなった。」
「もし実家が無かったら何に頼る?」
「だとしたら…友達かな。」
カイくんは、納得したような表情でジロちゃの方を向く。
その様子をドアの外から助教が見ていた。
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おむらいす(プロフ) - どんな質問でしょうか (2021年3月27日 23時) (レス) id: 75ace3dbad (このIDを非表示/違反報告)
レム - 聞いても大丈夫でしょうか? (2021年3月25日 18時) (レス) id: 59a18b3b65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名 | 作成日時:2020年8月14日 18時