検索窓
今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:99,992 hit

第5話ー10 ページ36

「なに?なんなの?」

「覚醒剤だ…。」

中身は大きな桃色の粉ミルクの缶、涎掛け、哺乳瓶やおもちゃなどのベビー用品ばかりだった。

「…粉ミルクじゃん!」

『中身がすり替わっているっていうことかな?』

「ああ。カモフラージュだ…。赤ちゃんのものばっかだ。 カモフラージュにかぶせてきて…!!」

そんなときだった。ジロちゃんが粉ミルクと書かれた缶を開け、中身を舐める。

「ジロちゃん!!!何してんの!?」

カイくんが、慌ててジロちゃんの腕をつかむ。

『ジロちゃん!コナンくんじゃないんだからさ…』

「ああー、なんか懐かしいかも!!」

ジロちゃんが、ハハッと笑いながら答えた。

「…は?」

「これ、覚醒剤じゃないよ。本物の粉ミルク。カイくんとAちゃんも。ほら!」

ジロちゃんに促されて、缶の中に薬指を突っ込んでみる。

『ペロッ…これは!



…うん、粉ミルクだね。』

舐めてみると、本当に赤ちゃん用粉ミルクだった。

「…ホントだ。」

『…一ノ瀬次郎。

今回は本物の粉ミルクだったからよかったけど、これが覚醒剤だったらヤバかったことは分かってくださいね。

覚せい剤かどうかに限らず、毒物かもしれないので、怪しいものを舐めたらダメですよ?』

「はい…ごめんなさい…。

Aちゃん、怖い…。

…それにしても、本物の粉ミルクを頼んでいるってことは…依頼人は赤ちゃんか!?」

「んなわけあるかっ!?」

『親が頼んだと考えるのが普通でしょ…。』

そんなことをしながらも、メモに書かれた住所に向かった。

第5話ー11→←第5話ー9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おむらいす(プロフ) - どんな質問でしょうか (2021年3月27日 23時) (レス) id: 75ace3dbad (このIDを非表示/違反報告)
レム - 聞いても大丈夫でしょうか? (2021年3月25日 18時) (レス) id: 59a18b3b65 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:無名 | 作成日時:2020年8月14日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。