第3話ー8 ページ2
足に力が入らず、ズルズルと壁に沿って座り込む。
『遅いよ〜。』
ため息と一緒にそう零せば、
「ほんとにごめん。」
かなり真剣なトーンで謝られた。
『でも、信じた。絶対来るって…信じてた。
ありがとう。』
「まだ、終わりじゃないぞ。」
そう言って、カイくんが手を差し出してくれた。その手を取って立ち上がる。
『さ、行こうか。』
そのあとも何度か戦闘を交え、ボイラー室のような場所に辿り着いた。
「これ、いつまで持ってる…?」
カイくんの両手には壊れた警棒が握られている。
カイくんはお荷物だと感じていたのだろうが、私とジロちゃんの頭はもう働いていなかった。
「だよねー。」
『それなー』
「いやっ、持って帰らなきゃ始末書だ…!」
「だよね〜。」
『それな〜』
「違うよっ、持って帰らなきゃじゃなくて、
壊れた時点で始末書だ!!」
「だよねえ。」
『ほんとそれ〜』
「…ジロちゃんとAさん頭使ってる…?」
「だーよねー。」
『それー』
「ああ、アドレナリン出ちゃってるか…。」
「だーよね。」
『それそれー』
そんなこんなでたどり着いた“コンテナヤード”と書いたドア。ジロちゃんが開けた先から、コグレともう一人の男が出てきた。
ーーーーー
本当はここまでを前作の方に入れたかった。前作の話数を選ぶところの言葉は、この「さ、いこうか」だったから…
まあ、入らなかったので書き直す時にでも変更しマース(´・∀・`)
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おむらいす(プロフ) - どんな質問でしょうか (2021年3月27日 23時) (レス) id: 75ace3dbad (このIDを非表示/違反報告)
レム - 聞いても大丈夫でしょうか? (2021年3月25日 18時) (レス) id: 59a18b3b65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名 | 作成日時:2020年8月14日 18時