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未遂 ページ39

「ま、聞いてたんだけどね。ところでさぁ・・・なに、生きてんの?」


「え・・・?」



姉さんは私に近付き肩に手を置き、耳元で囁いた



「・・・死にたがりのクセに」


「死に、たがり・・・?」



その言葉を聞いた時、頭を鈍器で殴られたように痛んだ



「ああ、記憶無いんだっけぇ?お前は死ぬべきなんだよ」


『死にたがり、お前は死ぬべきなんだよ』



そうだ、私は



「ぅ、うぅ・・・」



頭が痛くて痛くて、割れそうだ



「消えなよ、死にたがり」



昔、洗脳するかのように言われ続けた言葉



『死にたがり』


『死ぬべき』



そうだ、その為に私は



それに答える為に今まで私は



「ぅ、ぁああ!!」


「目覚めた時、何をすべきか分かってるよね」



その言葉を最後に私は気を失った

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作成日時:2017年2月13日 13時

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