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未遂 ページ26

「沖矢さんってシャーロキアンなんですね」


「はい。貴女は何か熱中しているものはありますか?」



沖矢さんが住んでる家



この間、見たあのデカイ家だ



その家に私は来ていた



「私に熱中するものは無いですよ。しいて言うなら、どうやったら楽に綺麗に死ねるかの研究ですね」


「・・・まだそんな事を?」


「私はいつでもそんな事しか考えて無いですよ」



沖矢さんは俯いて何かを考えている様子だ



私は出されたお紅茶を飲む。お紅茶よりおコーヒーの方が旨いな



「橘寿都さんはどうしたら、そんな事考えるのを止めますか?」


「さぁ・・・私には全く分かりませんね。お紅茶、美味しかったです。では、私はこれで」



私は立ち上がり、その家を出ようとした



でも沖矢さんがそれを許さなかった



ドアに手を掛けたけど、沖矢さんはそのドアを押さえて私を逃げれないようにした

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作成日時:2017年2月13日 13時

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