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未遂 安室side ページ24

「あーむろさん」


「うわ・・・貴女ですか」


「うわ、って何ですか。人が折角励ましに来たのに」



突然、ポアロにやって来た橘寿都さんはカウンター席に座りながら言った



「励まし?」


「そうそう。安室さんって忙しそうですもん。だって、」



警察なんでしょ?と声に出さずにそう言った



初めてこの人が笑った



それは凄く綺麗だった



でもそれどころじゃない



「僕が?何を・・・」


「昨日たまたま見掛けたんですよ、安室さんの事。その時、車に入ってた人達が言ってましたよ」



あ、アイツ等・・・



一般人に聞かれるなんて、どれだけ緩いんだ



溜め息が出た



「安室さんの名前も知っちゃいましたし・・・」


「・・・それで?僕をどうするおつもりで?」



偽名を使っていると知ったという事は、橘寿都さんは分かっているだろう



僕がどこかに潜入しているのだと

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作成日時:2017年2月13日 13時

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