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未遂 ページ23

それを横目にずっと見ながら歩いた



あ、顔の見えなかった方は安室さんだ



あの二人、知り合いだったんだ



へぇー、と思いつつも通り過ぎようとした



デカイ車を通り過ぎた時、微かに声が聴こえた



「降谷さんが合図するまで――」


「――公安の、」



途切れ途切れだったが重要な単語だけは聴こえた



降谷さんと公安



今ここにいるのは公安。つまり警察



立ち止まり、チラリと後ろを見た



安室さん、アンタ、警察だったんだね



だから私を死なせず、助けた



謎が解けたよ



私が邪魔ならそのまま溺死させとけば良かったのにとか思ってたけど



アンタは警察だから正義感で私を助けた、そういう事だね



そんなどうでも良いことを知った帰り道だった

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作成日時:2017年2月13日 13時

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