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未遂 安室side ページ15
僕はポアロの業務後に橘寿都Aについて調べた
確かに、梓さんと同じ学校出身だった
そこで次の日に聞き込みをする事にした
橘寿都Aの同級生に
「少し、いいですか?」
同級生となる女性に話し掛けた
その人は頷いて承諾してくれた
「私に何か?」
「はい。橘寿都Aさんを覚えていますか?」
「ああ、あの死にたがり?」
女の人はさばさばした感じで答えた
「はい。橘寿都Aさんの高校時代について教えて頂けませんか?」
「いいよ。アイツはね、高校のいつも首位でね、でもアイツは変わってた」
「変わっていた?」
そう、と女の人は頷いて話す
「いつもアイツは屋上にいて、下を見てた。グラウンドじゃない、真下をね。そこから飛び下りようとするみたいに」
「それは一年生の時からですか?」
「そうさ。それをずっとしていたアイツはいつしか『死にたがり』そう呼ばれるようになった」
そう言って、女の人は煙草に火を着けた
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作成日時:2017年2月13日 13時