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「ん・・・」


「目が、覚めましたか?」



小さく声を出した彼に声を掛けた



彼はゆっくりとこちらを向いた



「ふ、るや・・・?」


「大丈夫では、無いですね。痛みますか?」



いいや、と頭を振って答えた



「それなら良かった。何があったか、後で聞かせて下さい」


「・・・分かった」



少し休ませた後に訊いた方が適正だろう



今訊いて何かあれば危険だ



暫く彼を休養させ、事情を訊いた



「多分、降谷を殴った奴と同じだと思う」


「どうしてそう思われるんですか?」


「人の気配を感じて、振り返ったら似てたんだよ。お前さんをやった犯人と」



なるほど



それならば、彼は僕を助けた事で犯人に恨まれたのか?



それで彼は襲われた



つまり、彼が襲われたのは、僕のせいだった

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作成日時:2017年1月6日 12時

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