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「もー、人の言うことを聞かないから」


「すみません、でした」



僕はベッドに強制搬送されて、首輪に繋がれた



当たり前、なのか?



「君を食べるのは俺だっての」


「それは違います」


「何でだよ」



くだらない言い合いにクスリと笑ってしまう



「何笑ってんの。食べちゃうよ」


「僕は食べないんだろ」


「死んだら食べるよ」



スルリと彼の手に頬を撫でられる



それに自分の手を重ねてスリスリと頬擦りをする



「平和ボケした顔だね」



僕が笑うのを見て言う彼



「・・・うるさい」


「君は俺のペット。可愛がってあげる」


「はい・・・」



ペットと呼ばれた事に否定しない



「明日、お風呂一緒入ろうか」


「はい」



そう言えば、いつからか入っていないな



僕は彼に飼われる犬となった



食人鬼に飼われる犬に



――



end

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作成日時:2017年1月6日 12時

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