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｢･･･ん｣
意識が回復したのはどれだけ経った時だろうか
真っ暗で何も見えない。目に何かつけられてる？
両手も上の方で拘束されていた
｢起きたみたいだねぇ｣
｢その声はっ｣
｢そうだよ、俺だよ。黄赤A｣
降谷零くん、と僕の耳元で聞こえる声
｢外して下さい!!｣
｢い、や、だ･･･。外せば逃げちゃうでしょお？｣
いつもと違う喋り方、吐息が近い
｢目隠しだけでも･･･っ｣
｢んー、それなら少しだけ許す｣
スル、と外される目を覆っていた布
そして見える彼の顔
｢やぁ、降谷零くん｣
｢A、さん･･･どうして、こんな、｣
｢どうして？そんなの君が俺の秘密を見ちゃったから、ここから出す訳にはいかないよ｣
自分が拘束されているベッドの上に座りながら、彼は言った
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作成日時：2017年1月6日 12時
