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赤ちゃんはビリヤードの台に乗せられ、色とりどりの玉で遊んでいた。
そして、ルパンさんが黒い鞄から長細い箱？みたいなのを取り出した。
『何ですか、ソレ。』
ル「赤ん坊と一緒に入ってたんだよ。」
次「お宝か！？」
期待に次元さんが勢い良く起き上がり、思わずビクッと肩が跳ね上がった。
ルパンさんは無造作に箱を次元さんに投げ渡し、心なしか次元さんはワクワクしたように箱を開ける。
…が、すぐに肩を落とす。
箱の中身は空っぽで、シルク地の布が敷き詰められており中央には楕円形の窪みだけが残されていた。
『中身の様子からして……宝石か何かですか？』
ル「お、御神楽ちゃんせいか〜い！」
次「けど空じゃねぇかよ。」
ル「オレサマが見つけた時にはすっからかんのパ〜。」
その窪みの大きさからして親指の付け根から爪の先くらいで、あまり大きくはないみたい。
『って言うか、このシャハルタってテレビで言ってたアレじゃ…。』
ル「またまた御神楽ちゃんせいか〜い！」
ルパンさんは大袈裟なくらい拍手する。
それに釣られる赤ちゃん。
次「…それがどうした。その国の宝物庫から頂戴したんだから当たり前だろう。」
ル「それがそうじゃねぇんだよなぁ〜。」
そう言ってルパンさんが懐から取り出したのは古ぼけた一冊の手帳。
その表紙には【ルパン一世】と書かれており、ルパンさんのお爺さんのモノなんだろう。
ルパンさんはその手帳のとおるページを開き、箱に描かれている紋章が今は使われてない事を指摘した。
そして、シャハルタには何か未知なるお宝が眠ってると睨んでると説明する。
『…何で私ここに呼ばれたのか、察しがつきましたよ。』
ル「御神楽ちゃんにはこのおチビちゃんのお世話ね！パスポート無いし、どのみちオジサンのお願い聞かないとね〜。」
『つまりベビーシッター兼用心棒ですか？』
……実質これは誘拐されたの私じゃね？？
そう気が付いたのは実は今だっありする。
ーー…冷静じゃない時って、本当にコワ〜……。
『本っ当、良いシュミしてますね。ルパンさんは。』
ル「あら嬉しいー♡オジサン、御神楽ちゃんに口説かれちゃおっかな♡」
いつも通りに身体をクネクネ動かすルパンさん。
私は思わず次元さんを盾にした。
次「引っ付くなよ。」
『ここでは次元さんが頼りなんです！』
次「……なんだそりゃ。」
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四條暁(プロフ) - ピーナッツバタークリームさん» こちらにまでコメントありがとうございます！！今はまだ更新停止中ですが、ホスト部の方が落ち着き次第また書きますね！(*｀･ω･)ゞ (2022年3月16日 0時) (
レス) id: 4bcf0e63da (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツバタークリーム - お久しぶりです。最新話まで読み終わりました。とても惹き込まれる話でヒロインと降谷零さんの今後が気になりっぱなしです(´・¿?・｀)ｷﾆﾅﾙ更新待ってます(●´ω`●) (2022年3月15日 23時) (レス) @page17 id: ea89bfb102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四條暁 | 作成日時：2021年1月19日 19時
