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そのまま言われるがまま、私は赤ちゃんのお世話を任されたワケだ。
『それなりに信用はしてましたけど、まさか誘拐まで始めるなんて…。』
ル「そんなワケないでしょ〜！？オレサマがそんなおチビちゃんを狙うかっての！」
『なら何でここに赤ちゃんが居るんですか。…あ〜はいはい、ルパンさんミルクください。』
お腹を空かせた赤ちゃんがぐずり始め、私は慌ててルパンさんから哺乳瓶を受けとる。
『は〜いミルクですよ〜。』
赤ちゃんはそのまま勢いよくミルクをゴクゴク飲み、私はしっかりと抱き上げる。
その時、唐突に部屋の扉が開き、そこから石川さんが「ごめん」と一言断りを入れる。
『あ、石川さん。ご無沙汰です。』
五「…ごめん。」
そして、何故か彼は赤ちゃんと私を交互に見て再び扉を閉めてしまった。
……心なしか、その顔はうっすら赤かったような…。
『…石川さん、どうされたんですか？』
次「ありゃなんか誤解してんぞ。」
ル「ほ〜っとけ、ほ〜っとけ〜！」
取り敢えず赤ちゃんのお世話に専念する私、
ルパンさんは何やら調べモノ中。
そんな私達に呆れたのか、次元さんは「ここは託児所かってンだ。」とソファに足を放り投げた。
『キミは何処から来たのかな…？』
「あ〜ぅ？」
『親と離れ離れなのは心細いよね。大丈夫、私がちゃんと送り届けるから。』
「あ〜〜！」
赤ちゃんは「頼むで！」とばかりに元気良く相づちを打ってくれる。
『……独りだと、寂しいもんな。』
ポツリと呟いた言葉は重く胸にのし掛かり、私はその圧迫感に息を詰めた。
また脳裏に過りかけた光景から顔を背けた時、ふと窓から柔らかな陽の光が差し込んだ。
見上げた空は澄み渡っており、思わず言葉に詰まる。
それは容易に気丈に振る舞ってる私を弱らせるのに充分過ぎた。
『……零さん。』
…情けないかもしれないが、ただ逢いたい。
零さんに、逢いたい。
そんな想いが溢れ、私は無意識に小さな温もりを抱きすくめた。
「あ〜〜ぅ！」
『あ、あぁ…ごめんね。』
ル「御神楽ちゃ〜ん、ちょ〜っと休憩しようね〜。」
突然ルパンさんが赤ちゃんを取り上げ、私は言われるがままソファに座らせられた。
『あ、ちょっと！』
次「けっ。」
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四條暁(プロフ) - ピーナッツバタークリームさん» こちらにまでコメントありがとうございます！！今はまだ更新停止中ですが、ホスト部の方が落ち着き次第また書きますね！(*｀･ω･)ゞ (2022年3月16日 0時) (
レス) id: 4bcf0e63da (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツバタークリーム - お久しぶりです。最新話まで読み終わりました。とても惹き込まれる話でヒロインと降谷零さんの今後が気になりっぱなしです(´・¿?・｀)ｷﾆﾅﾙ更新待ってます(●´ω`●) (2022年3月15日 23時) (レス) @page17 id: ea89bfb102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四條暁 | 作成日時：2021年1月19日 19時
