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敵対フェレロロシェ ページ27

大貴「悪ぃ待たせて」







山田「おう」







固く結ばったネクタイを少し緩めながら個室の扉を開くとそこにはもう既に飲み始めていた山田がいた








大貴「あのさ、えっと...大体もう知ってんだろ?」









涼介「まあ、なんとなくは?」








なんとなく..ってよりはもうほとんど知ってそうな眼差しで片方の眉を上げて俺を見る山田の目は真っ黒く光っていた








大貴「お前の知ってる通りだと思う...あ、すいません、生で」









入ってきた店員にそう告げて、目の前に置いてあったおしぼりで手が赤くなるほどガシガシと拭く









涼介「大ちゃん」








何が言われるのかは薄々勘づいてた
きっと山田は








「「諦めろ」」








大貴「だろ?」








ギクシャクした空気が漂う個室、噛み合わない会話の中で唯一被った俺達の声








涼介「まあ、そうなるな」









大貴「でも悪いけど、俺あいつのこと離す気なんかさらさら無いから」








涼介「あいつは、Aは」







大貴「あいつは俺のだ」







幼稚園児のおもちゃの取り合いの時言ってたような定番セリフの言い合い








大貴「たしかに俺とAは付き合ってない。でも切っても切れない関係にあるんだよ」








涼介「身体の関係...ってことだろ?」







大貴「ああ」







涼介「A彼氏いないって言ってたし、それにあの電話の時のお前の焦りようと顔見りゃ何となくわかったよ」








大貴「じゃあ「でも」







涼介「でも、それでも俺はAが好きだ」







俺の目をその透き通った真っ黒な瞳でじっと見つめてハッキリと言い切った山田









涼介「俺はあの日から、あいつの事を一番近くで守るって決めたんだよ」








大貴「俺だってあいつのことただ見てるなんてもう嫌なんだよ」








Aの眩しい太陽のような弾けた笑顔をただじっと見てるなんて、山田のもとへと去っていくAのことを想像するだけでも頭がおかしくなりそうだった

*→←*


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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 有岡大貴   
作品ジャンル:恋愛
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あんこ - 美月さん» まだまだですよ、笑 そうですね!実話をもとに作ってみたりも面白そうだなって思います!書いてみようかな…笑 これからもよろしくお願いします!! (2019年3月12日 17時) (レス) id: d09a9a9f00 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - あんこさん» わーまだまだ若いですね、、、笑 学生生活の色々もお話しのネタとかに出来ると思うんで大事に楽しく過ごしてくださいね! (2019年3月7日 4時) (レス) id: 46937e10bb (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - 美月さん» すごく嬉しいです!!お願いしますm(_ _)m (2019年3月6日 16時) (レス) id: d09a9a9f00 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - 美月さん» はい、4月で中三になります! (2019年3月6日 16時) (レス) id: d09a9a9f00 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - あんこさん» 探してみますね(^^) 遊びに行きます (2019年3月5日 0時) (レス) id: 46937e10bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美月 | 作成日時:2019年1月23日 2時

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