検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:873 hit

謎のボスと、しかっけい。 ページ4

凶悪な叫び声が辺りに響く。
「グギュオオオオオオオン!!!」

さて、どうやって相手をしようか。
あたしには現代兵器がある。大丈夫だ。

一度距離を取りつつ、目の前の凶悪なボス(?)…呼びにくいな、名前をつけようか。

うーん…

狼みたいな見た目してるから適当に「狼一号」な。
てかこんなのんきに考えてちゃダメだ。

距離を取りに行く間も必ずガトリング銃でダメージを蓄積させる。この方が便利なのだ。

「ギュッ!?グギュァア!!」
…あれ?意外と効いてる…じゃなくて。
このまま仕留めるのならその方がいい。

あたしは、麻痺ガス入りグレネードのピンを抜く。

自らは守れるように、ガスマスクをして。

『喧嘩を売る相手は選んだ方がいいさ』

端的にそう告げ、衝撃に耐えれる場所に逃げ込む。
一応タイムリミットはつけてあるからあの狼くん一号は逃げれる…はずだ。

あ、ダメだわ張り付いちゃってる。
必死に搔きむしり取ろうとしてるが無駄。

それはあたしが頑張って作った状態異常グレネードが一つ、麻痺ガス入りのやつなんだから。

ちゃんと対象から外れないようにする為の材料を探しに各地のダンジョンを飛び回って疲れて、エルフの他のプレイヤーさんに心配された時もあったな。

そんなほろ苦い思い出も今となってはお金になる。


さよなら(消えろ)




爆音が響き渡った。

しかっけい。 そのに→←モブと天才型エルフ。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:虚世の世界 , 派生作品 , エルフ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤い猫は眠りたい(しゅがぁ) | 作成日時:2020年4月24日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。