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「じゃあねAちゃん、よく寝てね」
『はいおやすみなさい』
「うん、おやすみ」
切れた電話。少しだけ楽しみなのは癪だから言ってあげないけど、キッチンに行って冷蔵庫の中身を確認してなにが作れるかな、なんて考えるくらいには楽しみ。
「ヌナなにしてるの？」
『なんでもない』
お風呂上がりのミンギュがキッチンに入ってきた。お水でも飲むのかと思いコップとお水を渡すと素直に受け取ったミンギュ。
「お弁当つくるんでしょ」
『なんで知ってるの』
「ジョンハニヒョンが言ってた」
『そっか。なにが作れるかなとおもって』
「ふうん。ヌナあした何時に起きるの？」
『９時くらいかな』
「じゃああしたおれもその時間に起きる」
『わたしはお弁当作るから。ミンギュはそんな早くなくていいよ』
そう言いながらお米を研いで炊飯器にセットするわたしを座って見ているミンギュ。
「なんだかんだヌナも楽しみなんだね」
ニヤニヤするミンギュの背中をばしっと叩いて早く寝ろ、とだけ言って部屋に戻った。なんか色々おかず出来そうだった。良かった。
次の日、ミンギュに起こされて目を覚ました。一緒に起きなくていいって言ったのに。ていうかわたしより早く起きてるし。
「ヌナ！！！起きて！！！」
『起きてるよ』
顔を洗って歯を磨いて、コンタクトを装着してキッチンに入ったら待ち構えているミンギュ。
『なにしてるの』
「おれも手伝う！」
『あ、そう。ありがとう』
ミンギュが邪魔して手伝ってくれて、ふたりでつまみ食いしながら(最早朝ごはんのレベルだったけど)、まあなんやかんやあってお弁当が出来た。
「ヌナ！用意するよ！」
ミンギュって朝起きた瞬間から元気だね。まあ昔からだけど。
『はいはい。お願いしますねミンギュ先生』
「まかせなさいよ！」
わたしは自室の椅子に座っているだけ。髪の毛をきれいに巻き始めたミンギュ。へえ、コテなんて持ってたんだねミンギュ。しかも使いこなしてる。
あっと言う間に巻かれてふわふわになっていく髪の毛。お姫様みたいだよ！
「ヌナ、メイクは？」
『自分でできるよ』
「貸して！」
そう言われたので鞄に入ったポーチを取り出す。ポーチの中身をどんどん出して、どこで覚えたんだろうこんなの、って言うくらいわたしの顔にメイクを施していくミンギュ。なんか眠くなってきたなあ。
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f - このお話何回も読んでるけど毎回キュンキュンが止まらなくて本当に大好きです…！素敵なお話ありがとうございます！ (2021年7月30日 15時) (
レス) id: f47bd03f70 (このIDを非表示/違反報告)
hanihaniてんし - キュンキュンしました！ハニペンとして、とても嬉しいお話でした！ありがとうございます~！ (2019年12月31日 16時) (レス) id: 528189e27f (このIDを非表示/違反報告)
ににに(プロフ) - ウォヌ ペンとしてちょっぴり切なかったけど、めっちゃきゅんきゅんしました (2019年8月28日 0時) (レス) id: 7eaeb151a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 私が評価ボタン押したら点数？が10になりました!!星全部埋まるってスゴい人気なんですね♪私もお話書いているので、参考にさせてください!!お話、最高です!! (2019年8月17日 14時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
ymu(プロフ) - ボボベイビーさん» コメントありがとうございます。陰ながらの応援、ありがとうございますとても励みになりました＾＾ジョンハンさんとの番外編、楽しみになさっていてください！ (2019年7月31日 17時) (レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ymu | 作成日時：2019年7月8日 8時
