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「ねえAちゃん、」
『はい』
「３つお願いがあるんだけど」
『わたしランプの魔人じゃないんですけど』
「お願い」
『聞くだけ聞きますけど叶えるかどうかはわかりませんよ』
「ありがとう」
『ひとつめはなんですか欲張りさん』
「タメ口で話して」
『…前向きに検討します。ふたつめ』
「連絡先おしえて」
『…それならまあいいですよ。はいみっつめ』
「あした、デートしようね」
『デートではないですけど、』
「じゃああした、遊びに行こうね」
『はい』
せっかくミンギュが服選んでくれたし、わたしも仲良くしてみようかなと思ったところだったから、そう言って少しだけ笑ってユンジョンハンを見ると、口元に手を当てて口を隠して上を向いている。
『口臭チェックですか』
「そんなわけあるか」
『大丈夫ですよ気にならないです』
「馬鹿。嬉しくて笑っちゃうのから隠してんの」
『へえ。はい、連絡先』
よくわからないことを言うユンジョンハンは無視してスマホを取り出した。連絡先を交換したらユンジョンハンは口を開いた。
「ねえ、ハニって呼んでよ」
『はに？』
「ジョンハニのハニ」
『いやです』
「なんでよ。チョンウォヌはチョンくんって呼ぶくせに」
『チョンくんはチョンくんです』
「おれの名前呼んでくれたことないじゃん」
『…ユンジョンハン』
「距離がある」
『ていうかお願い４つになってますよ』
そう言うとユンジョンハンは拗ねていたけど、鳴ったスマホを見るとユンジョンハンが天使のスタンプを送ってきていたからそこまで機嫌は悪くないみたい。
「おれに似てるでしょ？」
『見た目だけは』
そう言うと肩をこつんと小突かれた。
「あ、もう昼休み終わるね。Aちゃん先に行きな」
『はい、ではお先に』
きっと一緒に戻るとまた女子が怖いから気を遣ってくれたんだろう。
あ、そういえばチョンくん、ユンジョンハンに何言ったんだろう。急に優しくなったユンジョンハンを見て今更に気になってきた。
今日金曜日は図書委員の集まりがあったはず。チョンくんに聞いてみようかなあ。いやでもこわいな。やめよう。知らない方がいいこともあるよね。
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f - このお話何回も読んでるけど毎回キュンキュンが止まらなくて本当に大好きです…！素敵なお話ありがとうございます！ (2021年7月30日 15時) (
レス) id: f47bd03f70 (このIDを非表示/違反報告)
hanihaniてんし - キュンキュンしました！ハニペンとして、とても嬉しいお話でした！ありがとうございます~！ (2019年12月31日 16時) (レス) id: 528189e27f (このIDを非表示/違反報告)
ににに(プロフ) - ウォヌ ペンとしてちょっぴり切なかったけど、めっちゃきゅんきゅんしました (2019年8月28日 0時) (レス) id: 7eaeb151a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 私が評価ボタン押したら点数？が10になりました!!星全部埋まるってスゴい人気なんですね♪私もお話書いているので、参考にさせてください!!お話、最高です!! (2019年8月17日 14時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
ymu(プロフ) - ボボベイビーさん» コメントありがとうございます。陰ながらの応援、ありがとうございますとても励みになりました＾＾ジョンハンさんとの番外編、楽しみになさっていてください！ (2019年7月31日 17時) (レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ymu | 作成日時：2019年7月8日 8時
