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チョンくんと他愛ない話をして学校につく。教室に着いて、特に誰と会話するでもなく席に着く。
あれ、こんなに味気なかったっけ。ちがう、元に戻っただけ。
昨日話しかけてきた自称イケてる男子の視線を少しだけ感じて気分が悪くなったけど、なんの出来事もなくお昼休みを迎えようとしている。
ここ最近、誰かと一緒にお昼ご飯を食べていたから、ひとりで教室で食べるのがなんだか寂しい気がする。だめだな、人って自分が思ってるより弱いんだ。
昼休みになって、なんとなく教室にいたくなくて、ユンジョンハンとお昼を食べていた中庭のベンチへひとりで向かった。
まあ案の定そこには誰もいなくて、静かに座って背凭れにもたれて上を見上げてみた。
ここ、ユンジョンハンの特等席だったのかな。周りにほとんど人がいない。遠くの方に、中庭の端でバレーボールをする人たちや座ってお弁当食べてる集団もいる。
あれ、なんか切ないな、なんて思いながらお弁当を取り出したところで大きな影が伸びてきた。
「…なにしてんの」
影の正体はユンジョンハンだった。見てわかるだろ。お弁当食べようとしてるんだ。
『なにって、見てそのままです』
「…ひとりで食べんの」
『その予定です』
「崩してもいい？その予定」
そう言いながらわたしの許可なんて取る前に隣にどさっと座るユンジョンハン。なんだかご機嫌斜めだなあ。
「…チョンウォヌは」
『なんでチョンくんが出て来るんですか？』
「は？付き合ってるんじゃないの？」
『え、何がどうなってそうなったんですか』
「いや…その、え、じゃあ付き合ってないわけ？」
『変な誤解はチョンくんが可哀想です』
なんだよ…と言って背凭れに背を預けて、手を目の部分にあてて天を仰いだユンジョンハン。
『あ、もしかして自転車の件ですか』
「それもあるけど、」
『やっぱり見たんですね』
「そりゃあんな堂々と２人乗りして中庭通られればな」
『あれは怪我してて、』
「うん知ってる。チョンウォヌに言われた」
『え、チョンくんが？』
やっぱりチョンくん、ユンジョンハンに会ってたんだ。ユンジョンハンに何言ったんだろう。ユンジョンハンはチョンくんに何言ったんだろう。
「……ごめんな、おれのせいで」
あのユンジョンハンが謝るなんて天地がひっくり返るんじゃないか。びっくりして目を見開いて彼を見たらそんなわたしを見て彼も驚いていた。
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ymu(プロフ) - モモさん» コメントありがとうございます。遅くなってごめんなさい。続編が出来ておりますので、よかったらどうぞ＾＾ありがたいお言葉、とても嬉しかったです。 (2019年7月15日 0時) (
レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - すごく面白いです。この小説自体の続編も作って欲しいです。終わってほしくない(;_;) (2019年7月11日 17時) (レス) id: e7101afbe1 (このIDを非表示/違反報告)
ymu(プロフ) - honeyさん» こんばんは、コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉たくさんありがとうございます！ご期待に応えられるよう更新していきますので続編もどうか楽しみになさっていてください^ ^ (2019年7月8日 22時) (レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
honey(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらってます！ 更新されてないか確認しまくって、されてたらすぐ読んでますwコメ遅くなりましたがとっても応援してますので続きも楽しみにしてます！無理せず頑張ってください！ジョンハンさんがんばれ！女の子も自信持てるといいなあ (2019年7月8日 0時) (レス) id: 4ce9f94577 (このIDを非表示/違反報告)
ymu(プロフ) - ななさん» こんばんは。コメントありがとうございます！これからどうなるのでしょうか、わたしもたのしみです！たのしみにしていてください！^ ^ (2019年6月29日 20時) (レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ymu | 作成日時：2019年6月25日 13時
