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見えないままミンギュについていって、眼鏡を買ったお店に着いた。修理は幸い今日中に出来るらしくて、それまでミンギュと時間を潰そうということになった。
といっても眼鏡がなくて見えないから映画もダメだし、ミンギュは本はあまり読まないから、ミンギュの買い物について行ってカフェでお茶していた。
「ヌナ、眼鏡直ったらまたかけるの？」
『当たり前でしょ、見えないんだもん』
「そっか…」
『なんで悲しそうなの』
「眼鏡、出来れば今日直らなければいいのにって思った」
『なんでよ。ミンギュ意地悪だな』
「ちがうよ。ヌナが、眼鏡なしでいてくれるかなあと思って」
『眼鏡なしだと見えないじゃんか』
「いまはコンタクトとかあるじゃん」
『眼鏡が安心するからいいの』
「はあ。こないだも言ったけどヌナは絶対眼鏡ない方がいいよ」
『眼鏡がないと安心できない』
「ヌナのわからずや…」
『わからずやでいいの！眼鏡がないと困るんだからほんとに。顔も見せたくないの』
ないほうが絶対いいのに…とぶつぶつ言いながらクリームが乗った飲み物をずるずると吸うミンギュ。
そりゃあミンギュみたいに顔もかっこよくて背も高くてなんでも出来れば自信に満ち溢れてるだろうけど。
わたしに自慢できるところなんてない。なにもないの。
「ヌナ、いま自分でなにも取り柄なんてないと思ったでしょ」
『すごいねミンギュは流石家族だね』
「はあ…ヌナ眼鏡外した自分の姿、ちゃんと見たことないでしょ」
『大きくなってからはないよ。見えないもん』
「あのね、ヌナは十分綺麗なんだよ。おれのヌナなんだから整ってないわけないでしょ」
『ミンギュはさらっとそういうこと言うんだから…モテる理由がわかったよ』
「またそうやって話逸らす…おれは本気で言ってるんだよ。眼鏡外したら絶対モテるんだから」
『はいはい。ありがとう』
「あと髪の毛もね！せっかく綺麗な黒髪ロングなんだから、ちょっとアレンジすればその陰気な雰囲気も変わるよ」
『わかったから。ミンギュ。ありがとう励ましてくれて』
本気にしていないわたしにかなり不服な様子のミンギュ。しょうがないでしょ。わたしはこの顔とずっと一緒に生きてきて、整ってるなんて思ったことないんだから。
拗ねているミンギュを無視して、飲み物を飲み干した。そろそろ、眼鏡の修理が終わる時間だ。
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ymu(プロフ) - モモさん» コメントありがとうございます。遅くなってごめんなさい。続編が出来ておりますので、よかったらどうぞ＾＾ありがたいお言葉、とても嬉しかったです。 (2019年7月15日 0時) (
レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - すごく面白いです。この小説自体の続編も作って欲しいです。終わってほしくない(;_;) (2019年7月11日 17時) (レス) id: e7101afbe1 (このIDを非表示/違反報告)
ymu(プロフ) - honeyさん» こんばんは、コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉たくさんありがとうございます！ご期待に応えられるよう更新していきますので続編もどうか楽しみになさっていてください^ ^ (2019年7月8日 22時) (レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
honey(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらってます！ 更新されてないか確認しまくって、されてたらすぐ読んでますwコメ遅くなりましたがとっても応援してますので続きも楽しみにしてます！無理せず頑張ってください！ジョンハンさんがんばれ！女の子も自信持てるといいなあ (2019年7月8日 0時) (レス) id: 4ce9f94577 (このIDを非表示/違反報告)
ymu(プロフ) - ななさん» こんばんは。コメントありがとうございます！これからどうなるのでしょうか、わたしもたのしみです！たのしみにしていてください！^ ^ (2019年6月29日 20時) (レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ymu | 作成日時：2019年6月25日 13時
