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『ちょっとー、どこ行ってたのー?』
『サボってたに決まってるやろ』
教室に戻ると、中学からの付き合いで親友のソヒとイソが呆れたように苦笑いしていた。
「頭痛くて保健室行ってたの」
IS「え、大丈夫なん?」
「まあ。寝てきたから」
ソヒとイソはさっきの呆れた顔はどこへ行ったのか、今度は心配そうにこちらを見てくる。
大丈夫だって、と安心させるように微笑んだ。
「そういえば…テヒョンって知ってる?」
聞くつもりは無かったが、何となくあの男の正体が気になって聞いてしまった。
何だかあいつに興味を持ってるみたいな感じがして、少しだけ癪に障る。
SH「あー、あの6組のイケメンね。
なんかミステリアスって感じだよね」
IS「女の子にはめちゃくちゃ軽い、みたいな話は聞いたことあるで。まあ噂やけどな」
ふーん。
自分から聞いておきながらそう言って自席に座るわたしに、2人とも不思議そうにしているのが背中越しに伝わってくる。
IS「A、接点あった?」
「ないけど、誰だっけなと思って」
その後2人は特に気にする様子もなく、ネイルの話を始めた。
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作者名:Sheee | 作成日時:2021年9月18日 19時