シンデレラグレイ ~TH&JK~ (ページ11)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:6,447 hit

story11 ページ11

JM『あれ？あの子…見たことあんな』

ジミンがそう言って指さす先にいたのは

JK『あーあの綺麗な子ね…』

TH『A…』

綺麗な笑顔を誰かに向けているお前だった。

誰にそんな顔を…

・

JK『えっと…パパ活？』

JM『だよな…あんなジジイ相手に…

ちょ、おいテヒョン…っ！』

・

気づいたら俺は衝動的に走り出していた。

ちょうど相手と別れたばかりのAの腕を捕まえて、驚く顔を気にも留めることなく

TH『何してんのお前』

そう、自分でも驚くほどの低く暗い声で尋ねた。

『なんで…いるの？』

今はそんなこと、重要じゃない。

TH『何してた？お前さ…

『今日は雨の日じゃないよ』

・

彼女は本当に謎なんだ。
俺にとってずっとずっと…謎の存在。

あの頃からお前のそういう目が…
ずっと忘れられなくて俺を支配する。

・

『わたしホテル戻って片付けないと…

一緒にくる？』

覗き込むように俺に無理やり視線を合わせる彼女に、無駄な抵抗など出来るはずもなかった。