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「やめろ。こいつに触るな。」
そう言って彼は、もう一人の子の腕を引っ張った。
宏太「あ、ごめんね?じゃあ、名前教えてくれないかな?」
「...有岡、藍良。」
「有岡大貴」
光「えっと、保護される前はどこに住んでたのかな?」
藍良「...」
宏太「まあ、話したくなかったら今は大丈夫だし、ね?」
光「薮、部屋どうするの?」
宏太「二人だけっていうのも無理だから、涼介と侑李の部屋に入ってもらおっか。同年代だと思うし。」
光「そうだな。」
宏太「じゃあ、部屋に案内するから着いてきて?」
そう言って、薮がドアを開けると二人は手をつないで薮の後ろを着いていった。
そういえば、警察に保護された時も手、繋いでたって言ってたっけな。
俺も三人に着いて歩いていると、
「あれ、新しい子?」
光「伊野ちゃん。そう、新しい子だよ。」
慧「双子?」
光「多分ね。」
そう言いながら、伊野ちゃんも一緒に歩き、部屋に到着した。
宏太「ここが、二人がこれから過ごす部屋だからね。」
ドアを開けて中に入ると、
涼介「あ、薮ちゃんどうしたの?」
宏太「今日からこの部屋で過ごす子連れてきたよ。」
涼介「そうなんだ。あとで自己紹介するね」
涼介はにこっと笑顔で二人にそう言ったけど、
二人の反応は...まあ、ないよな。
それにも動じず、涼介は気にすることなく伊野ちゃんに話しかけた。
涼介「伊野ちゃーん、勉強教えて!」
慧「いいよー」
あの二人、ほのぼのしてるなー。
侑李は...音楽聞きながらこっち見てるな。
はぁ、なんか疲れるな。
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椛 - お話楽しみにしています! (2019年12月24日 23時) (レス) id: cf2ae7ce49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レオ | 作成日時:2019年12月23日 10時