君が紡ぐ物語(3/3) ページ21
＊本編とは違う箇所あり
↓
「ハリーが？」
「はい。ヴォルデモートと一騎討ちを。
ですが、彼は」
セイバーの言葉を最後まで聞く事なく、彼女は駆け出していた。
そんなAを、セイバーはため息を吐きながらも追い掛けたのだった。
セイバーの言われた場所に行くと、ハリーとヴォルデモートがいた。
ヴォルデモートは平然と立っており、ハリーは倒れている。
彼女は叫びながらハリーに駆け付けた。
「起きて下さい、ハリー！」
「A？ ここに来ちゃ駄目だ！」
「これは奇遇だなぁ、よもや俺様が待ち望んでいた待ち人が来ようとは」
Aがハリーに声を掛けると、彼は苦し紛れに身を起こす。
そんな2人に、声を投げたのはヴォルデモートだ。
「待ち人って」
「勿論貴様の事だ。俺様が復活する時、貴様の魔力を俺様に少しだけだが流れた。
お陰でポッターを倒す事に成功した」
せせら嗤うヴォルデモートを、彼女は睨む。
それでも笑みを絶やさず、ヴォルデモートは言う。
「貴様はこのホグワーツを創設した、ある方に似ている。
俺様の妻になると言うなら、手を引いても良い」
ヴォルデモートが言っているのは、サラザールが恋心を寄せていた人物の事。
彼はサラザールの血を引き継いでいるのだろう。
サラザールからとある人物に似ているから、手に入れろと言われたに違いない。
「それは恋心じゃありません。ただ、押し付けられただけです」
「押し付けられてなどいない。俺様は純粋に」
「貴方が夫だなんて御免です。ハリー」
彼女はヴォルデモートからハリーに視線を戻す。
「貴方が紡ぐ物語でしょう？ 諦めないで闘って下さい！！」
悲痛な彼女の叫びに、ハッとしたハリーは足を震わせながらも立ち上がる。
そして毅然とした瞳で言った。
「僕は諦めないよ、A。力をありがとう」
ハリーはヴォルデモートと対局する。
今度こそ負けないと言う、意思表示を示して。
2人の戦いを、Aは最後まで見ているしか出来なかった。
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カフェラテ@夜勤確定?(プロフ) - ベルモットさん→コメントありがとうございます。楽しんでいただいて何よりです（╹◡╹） (2022年12月25日 21時) (
レス) id: 0416b00b3c (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - お久しぶりです。私の夢小説を態々お読みになって下さいましてありがとうございます。私もカフェラテさんのハリポタシリーズを楽しんで読んでいます。お互いに頑張りましょうね。 (2022年11月30日 13時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁ホームズ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shazam03271/
作成日時：2022年9月30日 15時
