受け止め切れない ページ17
「……ぐっ」
「目が覚めましたか、スネイプ先生」
スネイプが気絶から目を覚ましたのを見て、Aは声を掛けた。
「縛られてないのか、我輩は」
「ギルガメッシュにあんな目に遭わされたんです。もう害は無いと、私がアルバートに頼んで」
身を起こしたスネイプが、意外そうに彼女を見つめる。
自分はAに対して、酷い仕打ちをしたと言っても過言でないのに、害は無いと言った事が。
「ポッターは」
「例のあの人の所へ行きました。彼自らが決着を付けると」
今この場には、Aとスネイプしかいない。
他の皆んなは、大広間にいる負傷者の手当てを手伝っている。
「我輩は貴様が好きだ。だが貴様は」
「貴方の想いは確かに嬉しいです。でも受け止める事は出来ない。
私は“彼”が好きですから」
Aは淡い笑みを浮かべて、そう告げた。
”彼“を思い浮かべるだけで、胸が熱くなる。
“彼”と話をするだけで、全身が熱を持つ。
彼女はこれを『恋』なのだと自覚した。
ギルガメッシュに言えば、笑われるかもしれないが。
「分かった。
だが身を引く代わりに教えてくれ。
貴様が好きなのは、誰だ？」
スネイプには誰なのか分かり切っていた。
だがやはり、Aから直接口頭で聞きたかったのだ。
彼女はその人物を口にした。
「それは”＿＿“ですよ、スネイプ教授殿」
そう口にする彼女の目は、妖しい光に満ちていたのだった。
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カフェラテ@夜勤確定?(プロフ) - ベルモットさん→コメントありがとうございます。楽しんでいただいて何よりです（╹◡╹） (2022年12月25日 21時) (
レス) id: 0416b00b3c (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - お久しぶりです。私の夢小説を態々お読みになって下さいましてありがとうございます。私もカフェラテさんのハリポタシリーズを楽しんで読んでいます。お互いに頑張りましょうね。 (2022年11月30日 13時) (レス) id: 9942db35dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁ホームズ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shazam03271/
作成日時：2022年9月30日 15時
