検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:56,071 hit

8話 ページ10

授業参観当日。


今日はナルトとサスケの授業が見れるんだというドキドキと、他のお母さんお父さんに対するドキドキで眠れなくって寝不足。

でも全然元気だもんね!


昨日はサスケの家だったので、サスケを先に送り出してからゆっくりと支度をする。
生徒は先に登校するのだ。



何日も前から決めていた白いブラウスとロングスカートを着て、髪を整え、化粧を施す。


余談だが、この服の下にはいつもの忍服も着ている。いつ何が起こるかわからないからね、備えて置かなくては。



いつもより少しでも大人っぽく見えるように頑張った。だって、私一人の問題じゃないから。

私が何かおかしなことをしてしまったら、それが原因でナルトとサスケがいじめられてしまうかもしれない。ただでさえ、私たちはこの里で弱い立場なのに.....



想像して背筋がゾッとしたのを誤魔化すように、靴を履いて足早に家を後にした。





アカデミーに着くと、授業開始数分前で、ほとんどの保護者が揃っていた。
参観できる授業は手裏剣。サスケがよく褒められたと言っていたから、とっても楽しみにしていたんだ!


校庭に出ると、懐かしい風景が広がる。
ああ、私もここに通っていたんだ...思えば、今世で一番幸せだったかもしれない。

イタチはいつも一番で、二番は私。ミコトさんやフガクさんはとてもよくしてくれて、授業参観の時にはイタチだけでなく、私のことも見に来てくれた。
私が「イタチはすごいね」って言うと、イタチは決まって少しだけまゆをさげて「そんなことはないさ、Aだって、ちゃんと当たっているだろう」って頭を撫でてくれた。


なんて、感傷に浸っていると、どこからか大きな声で呼ばれた。


「姉ちゃーーーん!」
「わっ、ナルト!びっくりしたなぁ、急に飛びついたら危ないでしょ」
「へへっ、姉ちゃんが来てくれて嬉しいってばよ!」


満面の笑みをこぼすナルトの頭を撫でると、嬉しそうに頬ずりする。かわいいなあ、全く。

サスケはどこだろう、ぐるりとあたりを見渡すと、少し離れたところでこちらを見ていた。
サスケはナルトと何故か仲が悪いので、こちらに近づいてはこない。ニコッと笑って手を振れば、気恥ずかしそうに片手を上げそっぽをむいてしまった。



「よーし、それじゃあ授業を始めるぞ!全員的の前に集合!」

イルカ先生の号令でみんな集まりだした。ナルトも名残惜しそうに離れると、「ちゃんと俺のこと見ててくれってばよ!」と駆けて行った。

9話→←7話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
199人がお気に入り
設定タグ:NARUTO , うちはイタチ , 転生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ワス - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです!絶対続編読みたいです!もうやばいで大好きいいいいいいい!!! (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです!とてもやる気が湧いてきました! (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください! (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:センカ | 作成日時:2018年10月21日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。