43話 ページ47
忍には……いくつかの瞳術がある。
多くの場合血継限界で得られるそれは、忍にとって大きな財産であり、戦いの手段だ。
うちは一族がもつ写輪眼もそう。
写輪眼は誰もが欲しがる強い力を持った目だ。
しかし、それよりも強い目がこの里には存在している。
「白眼……」
白眼は、日向一族に伝わる特殊な目。
その目で、チャクラの流れや、点穴までも……全てが見えてしまうのだ。
ナルトの対戦相手、日向ネジは天才だ。
間違いなく今年の木の葉の下忍の中ではいちばんだと思う。
実は一度だけ、彼らの任務に同行したことがある。下忍には難しい任務だったため、補佐役としてついていったのだ。
そのときに見た日向ネジは、まさに天才としか言いようがなかった。
あの人も天才だった。しかし、ネジはあの人とは違うタイプな気がした。ネジは、孤高の天才と言ったところか。
頭も良く、戦闘力も高い彼はナルトにとって相性が悪い相手だろう。
「ナルト……」
もちろんナルトを信じている。が、やはり不安だ。
忍同士の戦いは常に命がけ。たとえ本当の殺し合いでなくても、一歩間違えれば死の世界だ。
自然ときゅっと合わせた手を握っていた。
やはりネジは強い。
ナルトはボロボロだった。
それでも、何度も何度も立ち上がる。
そう言えば、ナルトが戦うところを見るのは初めてだ。
ナルトが攻撃されるたびに、思わず飛び出しそうになってしまう。だけど、邪魔することはできない。目を逸らすことはできない。
「落ちこぼれだと言われたからだ…！」
不意にナルトが言った。
ナルト。あなたは落ちこぼれなんかじゃないよ。私はずっと見ていたから。
たくさん悔しい思いをして、たくさん努力してきた事は全部知ってるよ。
そうして、ナルトは日向ネジを破った。
続く (更新停止中)
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紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (
レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ﾜｽ - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです！絶対続編読みたいです！もうやばいで大好きいいいいいいい！！！ (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです！とてもやる気が湧いてきました！ (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください！ (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：センカ | 作成日時：2018年10月21日 18時
