ろーく ページ7
あれから奏馬くんと遼くんは目も合わせようともせず、ずっとピリピリしたままだった。
おれなりにいろいろ考えたけど、あの2人がなんであんなに仲悪いのかがわからない…
だめだ。考えれば考えるほどごちゃごちゃになってもっとわけがわからなくなる
「ハァ…」と魂が抜けてくような大きなため息が出た
もしかしておれのせいなのかな…
いろいろなことが頭をぐるぐる回ってるうちに、家についていた。
柊「ただいまー」
「遅かったね、兄さん」
玄関先ではすでに弟が待っていた。
颯「こんな時間までなにやってたの?」
柊「別に、なにも…。仕事だよ」
当然遼くんにされたことなど言えるわけもない。
颯「へぇー…仕事にしては、遅すぎない?」
柊「そ、そうかな?普通だと思うけど…」
今はもう深夜と言っていい時間
確かに遅すぎると言ってもいい。
颯「ねぇ、兄さん。一緒にお風呂入らない?」
柊「う、うん。いいよ」
たまに颯からこうやって頼まれる
毎回当たり前のようになにかあるのはお察し頂きたい()
柊「ね、ねぇ颯。自分で脱ぐし大丈夫だから…」
颯「だーめ。自分で脱いじゃったらつまんないでしょ」
相変わらず颯の考えてることはよく分からない
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作者名:aaaaak | 作成日時:2017年3月19日 22時