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じゅー ページ11

あれからも相変わらず奏馬くんの機嫌はなおらなくて
子どもたちが帰った後も怒っていた


れなちゃんのお迎えが来たときは特に不機嫌で
凌くんを思いっきり睨んでたし

やっぱりおれのせいなのかな









柊「あ、あの…奏馬くん!」


奏馬「……なんですか」


滅多にきかない低い声だ


いつも奏馬くんはさっぱりしてて
嫌なことがあったってすぐに切り替えてた

けど、今回はちがった。

今までこんなことなかったのに。

おれがいけないんだ…

嫌われちゃったんだおれ



柊「怒ってる…よね…、ごめんなさい!」


奏馬「はぁ…」


だめだ、おれ完全に嫌われた

奏馬くんは心底めんどくさそうにため息をした。


どうしよう。なんか泣きそうになってきた



奏馬「……」
(あーもう、イライラする…)


こんなに怒るなんて自分でも初めてだ

どうしても、俺だけのものにしたい









バンッと大きな音がした


突然壁に追いやられた柊




思わぬ出来事に頭が回らなかった

じゅーいち→←きゅー



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作者名:aaaaak | 作成日時:2017年3月19日 22時

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