【歌い手×まどマギ】嘘。【まふまふ】

嘘39。 ページ42

まふくんは今、作業中です。

私はその隣で勉強をしています。
「学校に行かなくても、勉強はしなきゃね！」とまふくんが言うので、仕方なく。



「まふくんっ！これわかんない！」

「ん？これはね……」

質問したらわかりやすく教えてくれる。
さすが高学歴イケメン。

「つまり、ここにyの式を代入すればいいの？」

「そうそう。流石A。飲み込みが早いね！」

ふふふ、まふくんに褒められちゃった。

余命、4週間。


ちょっとの幸せは、望ませて。

いいでしょ？

ーーーーーーーーーー

「っふぅ……」

現在夜中の2時。
魔女退治終了っ！

まふくんは明日早いらしいので、寝ています。

めっちゃごめんって言われた。
むしろこっちが申し訳ない。

「ねむぅ……」

目をこすりながら、帰路につく。


実は、契約したこと自体は後悔してない。

こんな、なんの取り柄もない私でも、まふくんと出会い、恋人関係にまでなれた。

魔女と戦い続ける代償なんて、軽く感じるくらい、幸せ。

ほんとはまふくんの側にずっといたいな……

でも、私は追われてる身。

まふくんが匿ってくれていることが解れば、まふくんもきっと何か罰が与えられる。

だから、私なんていなかったことにする。
まふくんの側に私はいなかった。

余命、3週間とちょっと。

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