新人は施設育ち[男主]

昔からの ページ26

今回は黛さん視点です━━━━━━━━━━━━━━━
黛｢……今日3Dお披露目の日じゃん｣
今日はAの3Dお披露目の日
｢おめでとう｣と配信に凸って言いたかったけど
黛｢今日に限って用事があるんだよな……｣
Aは｢大丈夫｡まゆの気持ちは伝わってるから｡用事の方を済ませちゃいなよ｣って言ってくれたけど
黛｢……俺は大丈夫ではないけど｣
昔からと言えばいいのだろうか
Aは他人を優先してた
Aが施設に残るって言った時は俺も残ると言った
もちろん施設の人は嬉しそうだった
施設に来る子を見る人が増えるからだろう
俺は施設の人の恩返しをしたいのはあった
でもAと離れたくない
そんな思いもあったと思う
用事を済ませて俺は帰ることにした
黛｢あ｡凸待ちしてる｣
電車に乗りながらAの3Dお披露目配信を見てたらちょうど凸待ちをしてる最中だった
黛｢……｣
次々に色んなライバーさんが来る
その中には抱きついたりする人がいる
それを見ると嫉妬をしてしまう
黛｢……降りるか｣
俺は電車を降りて施設に向かった
黛｢ただいま｣(小声)
ちょうどみんなが寝静まってる頃だからなるべく大きい声を出さないようにした
物音を立てないように静かに自分の部屋に向かった
_ｶﾞﾁｬ
黛｢……え？｣
自室の扉を開けたら待ち疲れて寝てしまったのか俺のベットで寝てるAがいた
黛｢……ふっ｣
自然と笑みがこぼれてしまう
Aは昔からの尊敬してる人(好きな人)
黛｢……俺も寝よ｣
_ﾁｭｯ
黛｢……おやすみ｣
ベッドに入ってAを抱きながら俺は眠りについた

朝→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す