【あんスタ】Edenの新人君【男主】

翌朝 ページ17

昨日あんなにテストで目立っちゃったから、ちょっとだけ教室に入りづらいな…。
案の定教室に入った途端、みんなの視線がこっちに向いた。
なんだかどうすればいいか分からなくなって下を向いた。

自分の席に座って色々と気を紛らわすために鞄を漁っていると、クラスメイトの子たちが僕のことを話す声が聞こえてきて怖くなって震えていると、


？「みんなおはよーっす！」

元気よく短髪の男の子が入ってきた。確か名前は…と思い出していると彼は僕の目の前に立っていた。

？「大丈夫っすか？」

貴『え？』

鉄「なんかすごく悲しそうな顔してたっす。俺は流星隊所属の南雲鉄虎っす！困った人を助けて笑顔にするのがヒーローの役目っす！よかったらなんでそんな顔してたか教えてほしいっす！」


彼の綺麗なブラウンの瞳が自分を覗き込んでくる。

貴『ええと、それは…』

みんなの視線が怖いなんて言えないよ…。でもすごい南雲くんが不安そうにこっちを見てくるし、


貴『みんなの視線が怖くて…』
ボソッと小さな声で呟いた。



すると彼は僕の手をいきなり握り


鉄「Aくんはもっと自分に自信を持つべきっす！昨日のダンスもすごかったっす！おしえてもらいたいくらいっすよ！！
あっ、よかったら今日一緒にお昼ご飯食べないっすか？Aくんの話いっぱいききたいっす！！」

貴『いいの？』


僕が聞き返すと彼は「はいっす！」と元気にうなずいた。
本当に彼がいい人で良かった〜。こんな僕をお昼に誘ってくれるなんて！
巴さんの言葉を借りるなら「いい日和」って言うのかな？


は〜お昼が待ち遠しいな

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