7 人 と 同 居 生 活 2 (( JW ))

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「 あれ？ 」







プレゼンはまあまあうまくいったほう



いつもと同じように4人で帰ろうとすると

昨日の女の人が会社の前で仁王立ちで構えている







平野「 どしたん？ 」



「 ごめん 、先帰ってて 」



永瀬「 え 、なんで 、どうしてん 」



「 ちょっと知り合いが 、」



春「 わかった 」







3人に手を振って別れると

昨日よりももっと強い目をして私を見つめる



その目力に負けてしまいそうだけど

なんとか持ちこたえて彼女の前に立った







「 なにか 、御用でしょうか 」



『 御用？ 用しかないわよ 』



「 何ですか 」



『 望の彼女じゃないんでしょ？ 』



「 全くもって違いますよ 」



『 じゃあ 、そのペアリングはなに？ 』







彼女は私の小指に嵌められたピンキーリングを指差し

リングが割れてしまうんじゃないかと心配するほど

私よりも大きい黒目で睨まれる




このピンキーリングはのんちゃんから

私の誕生日にプレゼントとしていただいたもの




最初のプレゼントやから迷ったけど

って照れながら渡してくれた顔が忘れられなくて

外さなければいけない時以外は

四六時中肌身離さず持っている





そのリングがペアリングだと判明したのは

プレゼントしてもらった1週間後


実はな 、とあのときと同じ笑顔でカミングアウトされて

俺も付けるわ 、と右手の小指にお互いつけた







「 これはただのお揃いというか … 」



『 でも 、望は大事そうにつけてたけど 』



「 私にとっても大事なものです 」



『 そんな縛りがあるせいで … ！！ 』






右手首を力強く握り締められ

力が抜けてしまったときに華麗に抜き取られたリングは

彼女によって投げ捨てられてしまい行方不明になってしまった






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