シェアハウスしてたら裏切られた 【歌い手】

＿＿と日曜日にあのカフェ ページ14

夢主様 side



お兄ちゃんに連れられて来たのは駅前の最近できたばっかのカフェ。
内装は、うん、結構好き。
落ち着く。



り「何頼む？」

『うーん。チーズケーキ食べたい。』

り「飲み物は？」

『紅茶。レモンで。』

り「わかった。」



周りからはなんか冷たい彼女だなぁみたいな目で見られてるしさいやく。
リスナーさんに会うことはないだろう。


顔はだしてないし。
性別もリスナーさんには教えてない。



でも少し違和感を感じた。
それは私たちがこのお店に入ってくる前からいた少し離れたところに座っているカップル。
さっきからずっと私たちのことを見ている。
お兄ちゃんが顔出してるからお兄ちゃんのリスナーさんかな？
そう思ったけどなにか違う。


なにかを企んでるような鋭い目つき。


変に考え込んでいるとケーキと飲み物がきた。



り「うわぁ。うまそ。」

『おいしそう。写真。』

ﾊﾟｼｬ

『え？』

り「ん？」

『今撮った？』

り「え、なんのこと？」

『いや、絶対撮ったでしょ！』

り「はいはい、撮りましたよ〜。」

り「だってA、笑ってたから。」


え？
私が？


り「俺も驚いたぜ。久しぶりに見たわ。Aの笑ってる顔。」

『うるさい。///』

り「何、照れてんの？」

り「可愛いね〜」

『うるさい。』


笑うか。
笑ってなかったな最近。





ケーキも食べ終わり帰ろうとしていた時だった。









あの怪しげなカップルが私たちに近づいてきた。
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