ぼくらのおうち｡5～Mｙ sweet home～/気象ﾊﾟﾛﾃﾞｨ (ページ39)

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38.たまにはそれもいーんじゃない？/O　ページ39

楽しい宴会もつつがなく(？)終わり

部屋に帰ってくるとふかふかの布団が敷いてあった｡

｢んふふー、｣

さっきからニノ……

いや、和は上機嫌だ←久方ぶりの和呼びで間違える｡

さんざん説教垂れてたくせに、

ちょーっと潤君に優しくされたら急に態度を軟化させた｡←なんとなく面白くない

｢お～、布団が敷いてある～
オレここにしよ～っと!!｣

｢のわっ!
コラッ、雅紀!!
お前、なに寝る場所勝手に決めてんだよ!!｣

｢え～、いいじゃん別に何処で寝たってぇ～!
じゅーん君っ、にーのちゃん♪
雅紀お兄さんの隣においで～♪｣

ど真ん中の布団を陣取って、潤君とニノ…、

じゃなくて和に手招きした相葉ちゃんに、翔君が表情を一変させた｡

｢ダメだダメだダメだーー!!!
うちの潤は修学旅行と林間学校以外で、たとえ男と言えど他人様の隣には寝かせん!!

お天道様が許しても、このおれが許さーーーん!!!
潤!!
お前はおれの隣な!?｣←必死のパッチ

必死顔の翔君に、相葉ちゃんが一つ溜息をつく｡

｢高校生男子をそこまで束縛する親ってのも、お年頃の男の子には嫌われるよ？
ねぇ、潤君｡
ウザいもいいとこだよね～｣

｢ウザいとか言うな!!
おれはいつでも潤のことを第一に考えてるんだ!!

枕が変わるとなかなか寝れない繊細さんなんだぞ!?
隣のお前に潤が神経遣い過ぎて寝れなかったらどうするっ!?

それにこんな天使みたいに可愛いんだ!!
そうそう信用して誰かに任せられるワケないだろ!!｣

｢だーかーらー!
翔ちゃんそういうの、嫌われ…｣

｢俺、翔さんの隣で寝る……｣

｢｢えぇぇぇぇっ!?｣｣

翔君、自分でああは言ったものの

潤君の答えが意外だったのか、相葉ちゃんと声ハモらせて驚いてる｡

｢…い、いいのか？
潤…、お前ホントにおれの隣で大丈夫か？｣←おそるおそる

｢…ん、まぁ、なんていうか｡
いつも…反抗的な態度とってばっかだし…

たまには童心に返ったつもりで、翔さんの隣に寝るのも…いいかなぁ…なんて…｣

｢じゅーんーーー!!｣←男泣き

｢翔さんさすがにウザい!!｣

抱きついた翔君を潤君は冷たくあしらうけど

なんかまんざらでもなさそう｡

相葉ちゃんは一つ溜息をつくと、今度は和の方を見て

｢じゃあニノちゃんだけでもオレの隣においで♪｣

ニッコリ笑って手招きした｡