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*
月日というものは､あっという間に過ぎていくもので､私がワノ国に来て1年半が経った｡金子は……まだ帰って来ない｡今まであった定期連絡も無くなった｡
何処で何をやってるんだと思う事も少なくない｡
農園から食料を盗み出して来る､というのは皆に任せて､私は九里 おでん城跡に来ていた｡
そこの古き墓が立てられた場所｡
そこに見える5人の影｡
『待ってましたよ｡』
そう声をかければ4人が警戒態勢に入り､子供を守るように前に出た｡
｢何奴だ｡｣
男が唸るような声で問う｡彼は確か……
『錦えもんさん……ですよね?』
どうして名前を知ってるのかという表情を浮かべながら､彼らの警戒心がまた少し上がったように見えた｡
木刀を腰から抜いて､地面に置けば彼らに動揺が走る｡
『私に敵意は無いです｡むしろ､皆さんの味方サイドの人間｡お願いです｡私の事を信じてください｡』
まっすぐと彼らに視線を送れば､微かに警戒心は残るものの､話を聞く気にはなってくれたらしい｡
『ここはもう､皆さんの知ってるワノ国じゃない｡』
｢ああ､拙者達の知るワノ国はあんな煙は出ておらん｡｣
『錦えもんさん達は今すぐにでも､この国を出てください｡』
いきなり何を言い出すんだと言わんばかりの表情｡何か言いたげな彼らを置いて､言葉を続ける｡
『そしたら皆さんは､麦わらの一味とトラファルガー・ローという男に出会う｡彼らなら信用しても大丈夫です｡必ず皆さんの力になってくれるはず｡』
｢そんな予言じみたことをなぜ言える｡｣
出会って数分の得体の知れない人間にそんな事を聞かされて､それを信じるという方が難しい話だ｡
『でも､皆さんはきっと私の言った通りにする｡』
返答をする代わりに､眉のシワが濃くなった｡
『そうだ､それと私の事は一切他言無用でお願いしゃす｡』
*
得体の知れない人物と会った｡トキ様の能力で20年後の未来に来て､我らの知るワノ国はどこにも無くて､光月の名は蔑まれ､それでも同士はまだ居て……
そんな時に現れた1人の少女｡
菊に敵側の調査を頼み､我らは同士を募る旅に出ようとした矢先だった｡
驚く事に彼女は我らが考えていることを言い当てた｡"麦わらの一味""トラファルガー・ロー"というのは知らないが､彼らが我らの同士となってくれる者だろうか｡
そんな事をぼんやりと思いながら､ワノ国を出た｡
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三枝(プロフ) - 星猫さん» 了解です！ (2021年2月3日 4時) (
レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 桜髪の天使の少女【ワンピース】が出来ました。 (2021年2月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» ONEPIECE､ブラクロ､FAIRYTAIL､呪術廻戦､Dグレ､ハイキュー……知識が多いのはこれくらいです｡ (2021年2月2日 17時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年2月2日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» なるほど､分かりました！了解です。 (2021年1月30日 12時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三枝 | 作成日時：2021年1月24日 18時
