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金子がワノ国を出て行った翌日｡いつも通りおでんさんに剣を習っていれば､彼がふと口を開いた｡
｢これは俺の興味で聞くんだが､どうしてお前らがこの国の為にそんなに動くんだ?いずれはカイドウ達ともやり合う気なんだろ?｣
『何でって､何となく?私がそうしたいからですよ｡
それに､この国には死んで欲しくない人が居るんです｡その人､ほっといたらきっと自分を犠牲にだってしちゃう人｡自分の命を捨てる覚悟で未来に掛ける人だから｡それに､その人は皆に愛される仏の様な人だから､その人が死んだら悲しむ人も多い｡
その人を死なせない為にもちゃんと守ってあげなくちゃ｡』
｢その他諸々､してあげたい事があるんで｡｣なんていまいち答えになってない気もする返事をすれば､おでんさんは目を見開いた後に､満足そうに笑って｢そうか｣と頷いた｡
*
山を降りておこぼれ町へと向かう｡ここの人達は隠蔽が大好きらしいから､こうして定期的には見に来てやらねば､勝手に自分を傷つけていく｡
おこぼれ町に来てみれば､まさに丁度､役人に集団リンチをされている時だった｡
｢あ､玲ちゃん……｡｣
コラコラ､来て欲しくない時に来られた的な顔をするでない｡
いつもなら､武ちゃんの言葉よりも深く､金八先生よりも心に響く名言を吐き散らすところだが､今回は少しばかり手強そう｡
この人達は何を言っても無駄なタイプだな｡
｢玲ちゃん､もうこの国を出ていった方が良い｡｣
ボソリと聞こえたその声に足を止め､振り返る｡
｢俺達はもう十分すぎるくらいに玲ちゃんに助けられたんだ｡｣
｢これ以上は､玲ちゃんが奴らに狙われちまうよ……｣
___｢これ以上は玲ちゃんがターゲットにされちゃうよ｡｣
こんな時､どうして今になってこんな事を思い出すのか分からないが､いつだか言われたその言葉が脳裏に思い出された｡
その記憶に知らんぷりをして安心させるように笑って見せた｡
『だーいじょうぶだよ!私だってちゃんと強いし｡それに､心配しなくたって逃げ足だって早いんだよ?よく生徒指導の先生に追いかけ回されたからね!!慣れてんだ!』
新しく思い出されるのは生徒指導の鬼頭先生とのリアル鬼ごっこ｡怖かったなぁ｡なんたって苗字に"鬼"ってあるもんなぁ｡
周りの子の方が私よりもビビってた位には怖い先生だった｡元気かなぁ?
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三枝(プロフ) - 星猫さん» 了解です！ (2021年2月3日 4時) (
レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 桜髪の天使の少女【ワンピース】が出来ました。 (2021年2月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» ONEPIECE､ブラクロ､FAIRYTAIL､呪術廻戦､Dグレ､ハイキュー……知識が多いのはこれくらいです｡ (2021年2月2日 17時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年2月2日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
三枝(プロフ) - 星猫さん» なるほど､分かりました！了解です。 (2021年1月30日 12時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三枝 | 作成日時：2021年1月24日 18時
